初のお魚キャッチ
昨夜、ハイチとドミニカン共和国を通過。ドミニカンでとまるのかな?って思ったのだけれど、あともうちょっと進もうって、結局、このままプエルトリコまでいくことにした。
朝早くに起きて、きにょんと見張り番交代をしてたら、外に出たきにょんが「おい!両方の仕掛けに魚がかかってるぞ!みにょんも出てきて1つはみにょんが魚を採り入れてくれ!」との叫び声!ひぇぇぇ。トローリングなんてしたことないぞ。いったいどうしたらいいんだ?GHには左右両方の後部にトローリング用の竿がしかけてあるんだけれど、いつもはどちらか一本にしか魚がかからないのに、今日はダブルできた!こんなの初めて。とにかくラインが切れてしまう前に竿をつかんでとり入れ始めたんだけれど、すごく重い。起きた直後だし船は揺れるしで、もう無我夢中でリールをクルクル。腕がメロメロになってしまったわ。
魚が近づいてきたら、みにょのもきにょのもドルフィンだった。きにょんの方が少し大きい。ヒイヒイいいながら、なんとか寄せてこれたんだけれど、みにょんの方が心配であれこれアドバイスしてくれてたきにょんは、自分の魚に集中できなくって、最後に取り落としてしまってすごく残念がってた。みにょの方はなんとかきにょんが手伝ってくれて無事ゲット。約10ポンドもある大きなドルフィンだった。それを見て、もっと大きなドルフィンを取り損ねたきにょんは更にがっかり。ごめんよ、きにょん。
ドルフィンはかなり大きかったので、大きな切り身が8つと大量の切り落としができたので、切り身は冷凍して、切り落としををメキシコ風のセビチェにしてみた。なかなかおいしかったけれど、シェフきにょんがちょっと張り切って超辛いFab'sのホットソースを入れてくれたんで、みにょには心持ち辛すぎたな。
今日も一日中、大波が続いてた。大波といっても、白波がたっててボートにしぶきが飛びまくるタイプでなく、山のような静かな波がやってきて、ボートがゆっくり上下するような穏やか大波だったのね。穏やかとはいえ、盛り上がった箇所とそのすぐ後にくるへこんだ箇所の高低差が大きいので、小さい船だと周りからまったく見えなくなってしまうのよ。なので、この日はコーストガードから「小型の船舶はこの海域にいかないように」って注意が出てた。下の写真を見てもらったらわかると思うけれど、GHの近くを通った大きな貨物船が、ほとんど波の下にかくれて見えなくなっちゃう。こんな日は見張り番もちょっと気合いれて、あたりに注意をしないといけないよ。
夕方近くになって、風がほとんどなくなってしまったんで、エンジンをかけてセーリング。プエルトリコには明日到着できる予定。結局今日もとまらずにセーリングを続けてる。GPSで進路を調べて、途中に何箇所もチェック地点をマークしてあるのだけれど、そのマーク地点に近づくたびに、「どうする?ここでとまる?それともこのまま進む?」ってきにょんと相談。「う~ん、とりあえず次のチェックポイントまで行こうか。」ってな調子で、ちょっとずつ分割された距離を進んでいってたら、気がつくと長距離をノンストップでセーリングできてる!そういやRVでアメリカ国内を旅行した時も同じような感じだった。みにょ・きにょの気合と体力が続いてる時はできるだけ距離をかせぐようにして、「次のサービスエリアまでいこうか」ってな調子でやってたよなあ。中学・高校と陸上部だったけれど、長距離は大嫌いだった。だからマラソンを走りきれる人ってどんな気持ちなんだろ?ってよく想像してたんだけれど、なんとなくちょっとわかった気がしたわ。これからもこの調子で小さな距離を積み重ねて、長距離クリアですね!