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みにょんこ一家、逃亡者になる? その2

どこへ行ってもRVをとめる場所が見つけられないみにょんこ一家。安住地(!)を求めての旅はまだまだ続く
Morro Bayを出発する前にきにょんは2時間ほど仕事をする。駐車場にとめてても誰も文句いわない。思わず「ここにとめてしばらく寝たいよね」と考えるが、これまでの経過を考えるとあまりよくない結果ぱかりだったのでやめておく。一応、礼儀上少しだけAlbertson’sでショッピング。これで、何かいわれても文句はいわせないぞ!

きにょんの仕事もおわらせ、もうすでに昼の11時半。寝る場所探しをはじめてから12時間。だけど、ここは気合をいれて一路Morgan Hillへ!疲れてるきにょんに運転をまかせて居眠りされたら怖いので、私もがんばって起きていてきにょんの話し相手をする。こんな状況でなかったら、まわりの景色をもっと楽しめるとは思うのだけれど…。でも、はじめての地域の景色はだんだん気持ちをなごませてくれて、楽しい気分にさせてくれた。1時間半ほど運転したところにあるKing Cityという小さな小さな町で食事をすることに。King City Centerという町唯一であろうショッピングプラザにRVをとめ、その中のTaco屋へ。これがなんと大当たり!とってもおいしかった。疲れすぎてあまり食欲がなかったのに、ペロリと食べてしまった。きにょんも私も大感激!きにょんの頼んだChili Rellanoもとってもおいしいし、私の頼んだTostadaも超ナイス。これからはKing Cityを通るたびにこのレストランにこないとね。このレストランのおかげで、沈みかけてた私たちの気持ちは上向きに。はじめて訪ねる町で、「これかな?」と選んだレストランの料理がおいしかったら、その日一日が良い日になる気がするし、その町全体の印象がよくなる気がする。まさに第一印象がその後の印象と関係を決めるのに大事な役割を果たしてるってことだとは思うのだけれど、人間、気持ちと気分次第で行動が変わってくるものだから、今回外れくじばかり引いていた私たちにこのレストランは大当たりプラスいい気分転換だったと思う。

その影響なのか、King Cityを出てすぐに携帯に電話がはいった。Morro Strandからだった。空きスポットがあるけど次の人がくるからと断られたあの出来たばかりのキャンプ場からだった。キャンセルが出たから今晩一晩とまれるという。Too late!私たちはすでにKing Cityをすぎてしまった。これがAtascaderoあたりだったら逆戻りして例え1日でもMorro Bayを楽しんだと思う。けど、今の私たちはすでにMorgan Hillへ気持ちがうつってるから、今回はMorro Bayはパス。

その後のドライブは少し眠たくなったりしたけれど、楽しかった。まわりはワイナリーと野菜畑が見渡す限り広がってる。大きな川が流れているみたいで、濃い緑のベルトが丘と丘の合間を縫うように流れている。ワイナリーのぶどうの木はきれいに並んで生えているので、車からみてると緑と黄土色の縞々。野菜畑では収穫時なのか、たくさんの人がはたらいてた。スクールバスにAndy Gumpを2台ほどトレーラーで引っ張って、Farm Workerの人たちは畑から畑へ移動するみたい。路肩に大きなサインで「各種のレタスやブロッコリーなどが取れる」と書いてある。それにあわせてとれた野菜を運ぶトラックがたくさん増えてきた。#101 NはPCHと比べてかなり道の状態が古びてるけれど、こんだけの交通量ならしかたないかも。そうこうしているうちにあのGilroy(ギルロイ)を通り過ぎた。ここでは2週間後に有名なGarlic Festivalがひらかれる。何マイルも先からにんにくの匂いがするらしい。きにょんと私もFestivalを楽しみにしてる。なんでもGarlic Ice Creamまであるらしいので、これはぜひ試さないと。でも今はGilroyを通り過ぎてSan MartinにあるCamping Worldへ。先日、Auto Formerを買いにいったら売り切れていた。これだけ暑い毎日が続くし、キャンプ場での電圧変化でおきた問題の話とかを聞くからにはAuto Formerを使わないと心配。ふふふ。やっぱり私たちの運も上向きなのかも。なんと、ここのCamping World、ちょうど昨日Auto Formerを入荷したとこらしい。ラッキー。Auto Formerをゲットして後はもうすぐ近くのMorgan Hillへ。

Morgan Hillは山のふもとのRanchエリアにあった。Heat Waveのせいなのか、このあたりは暑い。入り口で、Steller’s Jayが迎えてくれる。いい所なのかも。いつものごとく、きにょんはどこのサイトにRVをとめるかでしばらく悩む。暑いし早く落ち着きたいけど、あせってもしょうがないもんね。やっと見つけたところにRVを設定。そうしたら、今度は携帯がうまくつながらない。Receptionはあるのに、なぜかダイヤルトーンがない。アンテナをさらに長いスティックにくくりつけたりしていろいろ試してやっと携帯が使えるようになる。これで今回はじめてきにょんはリラックスできた。簡単な食事を作ってる間に目の前の原っぱに鹿が数匹でてきた。コディは興奮状態。私は写真を数枚パチパチ。ミモザではじめての長旅を祝って乾杯して、夜は早めに寝た。

ロスを出発したのが昨日とは思えないくらい、長い一日だった。すべては、BuelltonでとまったときにWal-Martチェックをしなかったから。でもこれもまた旅に一味ふた味違った経験をさせてくれたのだと思う。つくづく、私たちはRV買ってすぐにThousand Trailsのメンバーになったから、他のキャンプ場での大変さやRVでの長距離旅行での大変さを知らないまま今までやってきたけれど、本当ならもっと大変なのかもしれない。もっとこまめに宿泊予定をたてておかないと昨夜のように逃亡者生活するはめになるか、疲れをおしてさらに先にすすまないといけないはめになってたのだと思う。もしくは、常に移動し続けていかないといけなかったのだと思う。それでもよかったのかもしれないけれど、これだけガソリンが高くなっては経済的に大変だったと思う。それにいろんな場所でいろんな鳥や花を見るのはとっても心が和むけれど、常に移動してたらそれもも無理だったと思う。とにかく、昨夜の経験はなくてはならないものだった気がする。まったく見ず知らずの土地でなくってよかった。それにしても、長い一日、みんな無事に過ごせてよかったぁ。

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