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島の緊急病院

21日の夜遅くにロスを出発。22日の昼過ぎにセントマーチン島へ到着。きにょんが車で迎えにきてくれた。一体どんな状態なんだろう?って心配してたのに、なんかいつもとかわらないきにょん。あれ?あの、みにょんはものすご~く心配して、半分パニくりながら荷造りして、機内では「はよ飛ばんかい!」ってひそかに飛行機に鞭打ってたのに、あれれれれ?ひょっとしてきにょんてば元気?

ほっとしていいのか、がっかりしていいのかわからないけれど、とりあえず顔をみて安心。とりあえず限定的新居に向かった。道中話を聞いてみると、ここずっと病院へいっては検査して、やっと胆嚢が悪の根源だとわかったとのこと。そして、これ以上胆嚢を痛めないよう、脂肪分ゼロの食事をしてるとのこと。カロリーゼロなん?って一瞬こんがらがったけれど、どうやらカロリーはあんまり関係なく、脂肪分がダメならしい。

新居となる船に到着。すごい状態なんじゃない?って思ってたら、なかなか整理されてていい感じ。でも、なぜかナイフ・フォークセットが4セットあったり、ディナーセットも4つあったり、さすがフランス人の持ってた船、なんとエスカルゴをつかむトングまであったよ。笑

その夜は、疲れと元気そうなきにょんを見たこともあって、ぐっすり爆睡してたのに、明け方近くにきにょんから起こされた。「みにょ、これから緊急病院へいくぞ!」 いきなりのことで頭がまわらない。いったいどうしたことかと聞いてみたら、胆嚢の状態が悪化したサインである白っぽい便が出たとのこと。そうなると数時間以内に手当てしないといけないらしい。それを聞いて、眠気もぶっとぶみにょ。大急ぎで病院へ向けて出発。あぁぁ、一体どうなるんやろ。病院まで運転しても大丈夫なんやろか。

病院に到着し、診察室へ。ドクターやナースと話をし、きにょんはCTスキャンをするために、別のところにある施設まで他の患者さんと一緒に医療用車で運ばれていった。その間、みにょんは待合室で待機。1時間ほどで帰ってくるかと思ったのに、なかなか帰ってこない。だんだんおなかがすいてきたのだけれど、なんとこの病院にはカフェテリアがない。お菓子を売ってる自販機があったのだけれど、島のフランス領にある病院、お金はユーロしかうけつけてくれない。あああ、ユーロのコイン、いっぱい持ってきたのに、全部船においてきちゃったよぉぉ。ああ、はらへった・・・・

きにょんがやっと戻ってきた。そして、今度はストレッチャーにのせられて廊下で待機。ひょっとして緊急手術するかもしれないってんで、きにょんも飲み物食べ物ダメ状態。そんな中、手術担当ドクターがやってきて、胆嚢の状態を説明してくれた。今の状態では、緊急手術は必要ないけれど、近いうちにやる必要があるとのこと。なので、島でするか、ロスかマイアミに行って手術するかはきにょ次第といわれた。数日なら大丈夫、もつ、とのこと。

いろいろ考えた結果。島で手術してもらうことに。そうしたら、麻酔医と話しないといけないといわれ、またしても廊下で待機。空腹状態が限界にきつつあるみにょ・きにょ。そうしたら、ちょうど入院中の患者さんの食事の時間になった。きっと物欲しげな顔してたのか、やさしい給仕のおばちゃんが、みにょときにょにも食事を持ってきてくれた!!!あああ、彼女が天使に見える!おなかがすいてたのもあったけれど、食事はプランティーンなどがはいってるカリブ海料理。すごくおいしくって、ぺろりとたいらげちゃった。

麻酔医と話した結果、きにょんは月曜の夕方4時に入院。手術前のお手入れをして、火曜日に手術することに決定。フランス領なんで、ドクターも書類も何もかもフランス語。英語で説明はしてくれるけれど、その他はまったくチンプンカンプン。どうやら3日ほどは入院になるみたい。手術する日が決まって、何となく肩の荷がおりた、というか気持ちが落ち着いたみにょ。きにょも決意はしたものの、「やっぱり手術するんいややぁ」とひっきりなしに言ってる。いったいどうなるやら。

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