« いきなり漂流 | メイン | おかえり、きにょん »

レスキュー隊がやってきた!

昨夜、ディンギーをうまく操れず、初めての無人家お泊り経験をしてしまったみにょん。朝、夜明けとともに目が覚めたんだけれど、やっぱりまだ風は強くって、ディンギーを漕いで家ボートまで戻るのは無理そう。それならもう一度落ち着いてディンギーをスタートさせてみようかと思い、船着場まで戻ってみた。

そしたら、昨夜よっぽどあせってたのか、ディンギーをくくりつける場所を船着場の足のところにしちゃってたんで(普通は船着場の上部にロープを通してくくるのね)、台の上からロープに手が届かない。う~ん・・・。どうしよう・・・。あ、そうだ!手よりも足のほうがちょこっと長いから、船着場から半分ぶらさがりながら、足でロープたどりよせたらいいんだ!なんてナイスなアイディア!

みにょんの足は俗に言うモンキートゥで親指より人差し指と中指が異常に長くって、足でものをつかむのなんてへっちゃらののだ。いつもは靴がきつかったり、サンダルから指がにゅぅって出るからいやだったのに、今日はこのモンキートゥに感謝!

ディンギーを乗り移りやすい場所へよっこらせと移動させてたら、遠くからディンギーがやってくるのが見えた。「あぁ、朝早起きの人だなあ。ここから脱出するの手伝ってもらえるかな?」って行き先をみてたら、なんだかみにょの方へ直進してくるぞ?あれ?どうしてだろ?

近づいてくるディンギーをよくみてみると、それはなんとビンスではないですか!先日もうちのボートのエンジンが壊れた時も助けてくれた彼。なしてこんな朝早くに、まるで誰かがみにょの居場所を伝えたかのようにきてくれたんだろう?不思議に思いながらもビンスのおかげでディンギーともども無事に家船に戻ることができた。

話を聞いてみると、朝早く目が覚めて外へ深呼吸に出たら、遠くにディンギーがあるのが見えたそう。オイスターポンドの漂流ディンギーはいつも同じ場所へいくので「あぁ、また誰かがディンギー流しちゃったんかな」って思ってたら、みにょが「うんしょ・うんしょ」ってディンギーを動かしてるのが見えて、大慌てでヘルプにきてくれたそう。まったく、なんていい人なんでしょう!んで、なんて偶然なんでしょう!!これが他の知らない人だったらきっと無視されちゃってたかもしれないよねえ。ビンス、本当にありがとう!!

無事家に戻ったのだけど、あらためてディンギーを動かすのはちょっとトラウマはいってて怖かったんで、きにょん経由でうちのボートのディーラーに連絡してもらったら、そこの社員のジアがきてくれた。そして、丁寧にどうやってディンギーをスタートさせるのか教えていってくれた。どうやらみにょはスターターボタンを押すという初歩的な部分をスキップしてしまってたんで、エンジンを再起動できなかったみたい。わかってしまえば「な~んだ」ってことなんだけれど、なんせ初心者のみにょ。でもこれからは、ばっちり乗りこなせるゼ☆

病院へ行ってみると、きにょんは昨日よりはるかに元気そうにしてたんでちょっと安心。術後、流動食しか食べてないらしく、「腹へった。何かまともなものが食べたい」といって、みにょの持ってたおいしいパウンドケーキとプレッツェルを食べたがったので、ナースに確認したら少しならOKとのこと。そしたらどちらもぺロリーヌで食べちゃった。すごいなあ。みにょが手術した時って、翌日でもまともに食べられなかったのになぁ。一緒に少しだけお散歩などして昨夜の大冒険の話をしたら、笑ってくれるかと思ったら、えらく心配されてしまった。すまぬのぅ。病み上がりというか手術直後のきにょんに心配されてしまったわ・・・。でもこの調子だと明日には退院できるんだって。それならうれしいな。

コメントを投稿