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2010年5月13日

コディオの新しい友達?

夜のお散歩中のちびオポッサムほぼ一ヵ月半ぶりにロスに戻ってきたんだけれど、みにょ・きにょあちこちで大荷物運んだり、手術したり、修理している間のコディオのことをきにょママが教えてくれた。どうやら、裏庭の糸杉にオボッサム(フクロネズミ)の親子が住んでるらしくって、コディオは毎日糸杉のあたりをウロウロ・くんくんしてるらしい。それが彼の日課になってるらしい。

あれ?でも糸杉はずっとリス一家の住家だったのにな?リスの間違いじゃないの?って確認したら、確かにオポッサムらしい。唯一、きにょ兄だけが目撃者。オポッサムって、結構とろいし、よく死んだふりをするのでも有名なんだけれど、それなら最近ちょっとヨボヨボニなりつつあるコディオでもゲットできちゃうかも!

そして昨夜、ついにみにょも見ちゃいました、オポッサムちゃん。塀の上をトコトコ歩いてたところをコディオが発見。スーパーウガウガになってたので様子を見に行ったら、まだ子供みたいで、ハムスターサイズのかわいこちゃんだった。でも、噂どおりとろい。あっち行こかこっち行こうかウロウロまよってる。かわいいからきにょママも呼んできて、写真も何枚かとっちゃった。

カヤックの陰にオポッサムの家があったよ!そしたらね、今朝起きたら糸杉の前に一匹死んでるのがいてね。どうやら、何かに襲われたのか、木から落ちたのかしたみたい。コディオが気づく前に処理。何の病気もってるかわからないんで、念のためにコンクリートも水洗い。

ほっと一息ついたものの、お庭におトイレにいったコディオがなかなか戻ってこない。こんな時って、おなかを壊して下痢ってるか、ゲロってるか、もしくは何か見つけて匂いをかぎまくってるかのどれか。ちょっくら様子を見に行ってみたら、案の定、お隣さんとの間の塀にたてかけてたきにょんのカヤック2艘のうちの大きい方のまわりをチェックしまくってるわ。

いつもやるみたいに「何の匂いかいでるん?誰かいてるんかぁ?」とかいいながら、立てかけてたカヤックを動かしたら、どぇぇぇぇ!な、なんと、ちびオポッサムが何匹もいてるではないですか!!!てっきりコディオのガセネタかと思ったら、本物のスクープ!しかし、こんなん発見しても一体どうしたらいいんやろ?早速みにょ・コディオそろってきにょママへ報告。状態をチェックしに来たきにょママも「う~ん・・・。どうしたらいいのかしらねぇ。やっぱり害虫コントロール会社かしらねぇ」とわからない様子。この家に住んで40年以上になるけれど、オポッサムが出たのははじめたなんだって。

とりあえず市役所に電話したら、「この辺りでは普通にいる害獣だけど、野生動物だし、リスみたいに普通にいてる動物なんで、除去したかったら害虫コントロールの業者頼んで下さい」 とのこと。ならば、と業者に電話をしたら、「親1匹100ドル、子供はまとめて100ドル、出張費で最低150ドルはいただきます」とか「しかけ一つが250ドル、最低3つはしかけないと全部の捕獲は難しいね」とか、信じられないぐらいの高値!!てっきり50ドルぐらいで総引き取りしてくれるかと思ってたみにょ&きにょママはびっくり!

なら、これは自分達で捕獲して、近くの野原にでもリリースするしかないってことになった。そこにヒビがはいってる大きなゴミ箱を用意。コディオがじゃましにこないようにバリケード設営。みにょがカヤックを動かして脅かすので、反対側できにょママがゴミ箱と棒をつかって誘導。そのようなプランをたてて、準備して、実行!!

まあ、予定は未定ってこういうことね、ってぐらい、4匹いたちびオポッサムたち、あちこち逃げまくり、一匹捕まえては2匹目を取り入れ作業中に両方逃げられて、とかの大騒ぎ。結局3匹つかまえて、残る一匹は塀の割れ目から逃げちゃった。おっかさんオポッサムは現場にいなかったので、どこかに隠れてるのかもしれない。

その後、糸杉にはまたリス親子が戻ってきた。ってことはオポッサムたちはみんなどっかへ行ってしまったんだろうな。確保した3匹は後でみたら、はかなくなってました。ゴミ箱あさったりするんで嫌われるオポッサムなんだけれど、かわいそうなことしちゃったなぁ。

2010年5月10日

久々?のロス

お気に入りのライオンちゃんにハグ今朝は早くにおきて、新しいクルーメンバーのジョンに空港まで送ってもらった。大変なことも一杯あったんだけれど、楽しかったセーリングがしばらくできないのか、と思うと寂しいな。でもロスには約1ヵ月半もお留守番してくれてるコディオがいてる!きにょママが教えてくれたのだけれど、日本から戻って約1日半でまた出発したみにょのことをずっと探してたらしい。「おかん帰ってきたん、あれは夢やったんか?あれ?」ってコディオなりに首傾げてたらしい。すまぬのぉ、コディオ。

夕方にロスについたのだけれど、迎えにきてくれたきにょママと一緒にそのままPhoフォーを食べにいくことにした。以前はE&Eという日本人の女性がやってた家庭料理・カレーがスペシャルの店に疲れた時とかは食べにいってたのだけれど、数年前に店をしめられたので、今はPho 999というベトナム料理屋がみにょんの癒しフードになってるのね。ここのチキンおかゆもおいしいし、イカの炒め物もおいしいし。でも今日は普通にフォーにしておいた。

どこでも快眠コディオ家に戻って、みにょを見たコディオは予想通り狂乱状態。さすがに昔みたいにうれピーまではしなかったけれど、何度もみにょの手を甘がみして「おかん、帰ってきたんや!」って甘えてきて、まぁなんてかわいいんでしょ☆ だけどそれも5分ほど。なぜか「おかん、おやつクレ」に変わってたわ。しかも彼、よっぽどかわいがってもらってたみたいで、心なしかまた大きくなってる。完全にメタボ体型。これはちょっと二人してダイエットしなきゃいけないかも・・・。

みにょのディナーをもらえず、すねコディオ荷物が山積みのRV家に戻って寝ようかどうか悩んだのだけれど、やっぱり自分の家の方が熟睡できるかな?って思ってRVに戻ったのだけれど、スライドアウトは閉じてあるから家のなか狭いし、ベッドの上は荷物だらけ。しょうがない、今日はカウチで寝るとするか。コディオもすぐ横にコディベッドがあるんで、みにょがカウチで横になるのをみて、とっても安心した様子だし。歯を磨こうとしたら、水がでない。どうやら、きにょママの家につないでたホースをはずされたみたい。はぁ、明日はちょっとのんびりしたかったけれど、やること山ほどあるわ。何からはじめよう・・・。

2010年5月 9日

プエルトリコに到着!

遠くに大きな船が見えるよ何度も激しい大雨が降ったはじめてのナイトシフト。明け方にはきにょんも起きてきて、二人で気分よくセーリングしてたんだけれど、エンジンの様子が気になるきにょんがチェックしたところ、冷却装置からクーラント(冷却用の液体)がもれてるのがわかった。はへぇ。エンジン達、まだまだ納得してないみたいだ。まったく、困ったチャンだよ。

昼過ぎにはセント・トーマス島という島へ到着。ここでエンジンのためのパーツなどを購入しようということで、かなりの浅瀬になってる湾へはいってアンカー設定。どうやらここには、オイスターポンドで散々お世話になった船のパーツショップ、Budget Marineがあるらしい。それ心強いぞ!早速、きにょんがディンギーで買出しに出発した。

今日セントトーマスに停泊すぐに一旦戻ってきたものの、また出て行ったきにょんを待つこと数時間。ボートのエンジン油汚れをとってみたり、明日9日にやってくる友達2人のために、彼らのベッドルームやバスルームをきれいにしたり。さらに、油まみれのシャツやオイスターポンドにもぐったみにょの水着などを水洗いしてたものを干して乾かしたりも。結構風があるんで、あっというま乾いちゃったわ。これはいいかも。

結局、きにょんが帰ってきたのは夕方近くになってから。お腹がすいてきてたみにょんのためにディナーもゲットしてきてくれてたので、感謝。今日はもう夕方になっちゃったし、夜通しのセーリングで疲れたし、エンジンも心配なんで、結局、セントトーマスで一泊することにした。友人には連絡をいれ、プエルトリコ到着が遅れること伝え、レンタカーを借りて島の観光でもして時間つぶししてもらうようにお願いした。

疲れてたのと、9日は朝日の出とともに起きて出発しよう!との計画だったんで、夜は早めにバタンキュー。あともうちょっとでプエルトリコだ。なんだか貧しい国のイメージがあるんだけれど、大丈夫かな?

朝は予定通り日の出とともに出発。昨日よりかは少しましな風がふいてるけれど、このスピードでいけばプエルトリコ到着は昼すぎになっちゃうなあ。時々エンジンを使ったりして、スピードアップ!そして、ついに昼の2時ちょっと前にプエルトリコ到着!友人2人もすでにハーバーまできてて待ってるよ。

プエルトリコまであとちょっと!船をみんなのヘルプで無事スリップにとめて、久々にあった友人、アレックスとジョンに船を見せてまわる。こんな遠くまできてくれたなんて本当にありがたいなぁ。いろいろ話しながら税関・移民局の人たちがくるのをまってたんだけれど、3人やってきた担当官からいきなり 「あの二人はクルーなんか?どこから乗ってきたんや?」との鋭い指摘。どうやら船が通関しおわるまでは、船に乗ってた人間は上陸してはいけないし、その船に人が乗船するのもだめならしい。しかも船の中にあったゴミはすべて袋を2重にして、特別収集係に渡し、そのまま全部焼却!!

そうだよなぁ。小さい島がたくさんあって、万が一、他の島や別の地域から知らずに持ち込まれたもので、生態系が多大なダメージうけたりする可能性とかあるよなぁ。そういわれてみれば、コディオは狂犬病の予防接種をうけてからの有効期限内である証明がないと島には上陸できないし、ハワイや日本なんて、下手すると半年ぐらい検疫として隔離されちゃったりするんだよ。

それはさておき、グローバルホッパーも1つだけアメリカ国内に入る際に必要なステッカーがたりなかったのだけれど、なんとか無事に入国審査終了。これでめでたく船からおりることができました。きにょんは押してもらえなかったけれど、日本人のみにょん、パスポートに入国したハンコおしてもらっちゃった。こうやっていろんな国のハンコが増えていくのね。めっちゃ楽しみやわ☆

明日は朝一番で空港へいき、みにょ一人でロスに帰ります。きにょには二人のクルーがきてくれたんで、もうちょっと楽になるんじゃないかな。アレックスとジョン、よろしく&がんばってね。ロスではきっとコディオが長い首をさらに長くして待っててくれてるはず。う~ん、でも約1ヵ月半、留守にしてたからなぁ。いっぱいお菓子をくれるきにょママになついてしまって、みにょのことなんて見向きもしてくれなかったらどうしよ。笑

2010年5月 8日

初めてのナイトシフト

7日の夕方にセントマーチンを出発。9日にプエルトリコまで来てくれる友人クルー2人をピックアップするためになるたけ急いでセーリング!って思うのだけれど、こればっかりは風まかせ。なかなか思うようないい風&スピードがでない。

7日の夜は、なるたけプエルトリコまで近づけるよう、夜通しでセーリングしたのね。一応、きにょんとみにょとで2時間ずつ見ようってことにきめて、まずはきにょんがディナー後休むことに。その間に「ん?何か風が変わった?」と思ってるうちにいきなり大雨が降ってきた。それまでなまぬるかったのに、雨にぬれたらいきなり寒い!

いそいでジャケットをとりにいったけれど、すでにべしょべしょ。幸い、まわりに船はいなかったけれど、雨音で目が覚めたきにょん、一旦みにょんの様子をみにきて、「あぁ、嵐か。大丈夫だな。」といってまたサルーンに戻って寝ちゃった。あれま。あの、初めての夜セーリングで結構ドキドキしながらあたりを常に見回ってたのに、嵐なら大丈夫ってどういうこと?それってみにょを信頼してくれてるのか、ボートを信頼してるのかわからんコメントよ!?

びしょ濡れだったのに、一旦雨がやむとボートはすぐにさらっと乾いた状態に。ちょっと感動。交代の時間がきたので、かわいそうだけれどきにょんを起こした。どうやら、やはり初心者のみにょのことや船のことが気になって、あまり眠れなかったみたい。30分ほど一緒に船の様子、セールの様子をみた後、きにょん用にインスタントのエスプレッソを作ってから、みにょんもサルーンで一休み。

眠りは浅くって、いろいろ音が聞こえてくる。なんだかきにょんはセールを調整したりしてるみたいだなぁ。起き上がって様子みにいった方がいいかもしんないんだけれど、眠気の方がつよくって、またウトウト。結局、1時間半ほど休んでから、またきにょんと交代しにデッキへでてみた。
外は星が見えるけれど、でも暗闇の中でもさらに真っ黒の嵐雲があるのが見える。時々雷光も。うつつの状態で聞こえてた音はやっぱりきにょんがセールの向きを調整してる音だった。半分寝ててもわかるようになってきたってことは、みにょんも大分と船での作業のことがわかってきたんかな、ってちょっとだけうれしかったわ。寝てる間に別のボートがGHを追い越していったらしい。それはさすがにわからんかったなぁ。笑

夜中1時半ごろからはじめたみにょの2回目のシフト。しばらく様子をみてたきにょはサルーンに戻ると今度は本格的に眠り始めた。みにょも少し眠ったからリフレッシュ。睡魔がやってきそうになったら、歩き回ったり、時々セールの角度を調整したりして気分よく2時間。一旦は様子をみにきてくれたきにょん、一緒にセールを調整した後、まだ眠そうだったので、みにょが引き続き見張ることに。そうだよなぁ。タフにふるまってるけれど、考えてみたら手術してからまだ1週間ちょっとしかたってないもんなぁ。ここはしっかり休んでいてもらおう。

きにょんに長い時間休んでもらうのはよかったんだけれど、その間におなかがすくこと!何度もサルーンへこっそりはいっては、テーブルの上においてあったスナックなどをつまんでたみにょ。暖かい飲み物もほしかったけれど、お湯をわかしたらきっときにょが起きちゃうだろうしなぁ。今度から夜通しセーリングする際には、グラノラバーなどの食べやすいスナックと魔法瓶にお湯を用意しておかなきゃね!これでまた1つボート生活のこと学んだよね♪

2010年5月 7日

Von Voyage !

今日はいよいよGlobalHopper (GH) としての初めての航海に出発する日。朝から出発前の最終チェック。出発は夕方の予定。新しく冷蔵庫用の氷を買い足したり、Harelのジアがボートのパーツショップまで買い物に行くというので、きにょんが同行してパーツを買うついでにお金もおろしてきてくれた。

走行ライトもOK。エンジンOK。ゆれてもいいようにキッチンも片した。時間はちょっと予定より遅れたけれど、みにょ・きにょ、プエルトリコへむけて、ついに出発!セントマーチンでは本当にいろいろあって、友達と離れるのが寂しいけれど、やっとGHが動き出したのは本当にうれしい。

ビンスと一緒にシャンペンで乾杯☆ 必要なものはおいしいシャンペンと刃の長いナイフ キャプテンきにょん

GHがもうすぐ出発するというので、先日、友人ビンスがディナーにきてくれた際に「新しい船・名前を変えた船」のための伝統的な儀式のことを教えてくれた。ご察しの通り、必要なものはシャンペン。それと刃の長い包丁かナイフ。シャンペンはボートブローカーのモナが初航海のお祝いにくれたもの。もちろんフランスよん。

まず、航海を始める前にシャンペンをあけ、グラスにそそぎ、船尾へいって海の神様に感謝してシャンペンを海に少しそそいであげるのね。残ったシャンペンはセーブしておいて、実際に船を動かし、港からでてセールをあげた後、一回目と同じように船尾で海の神様に感謝&シャンペン投入。ここまでは一緒なんだけれど、その後、これまでの絆(古い名前)を断ち切るため、使用目的が謎だったナイフでX字に3回海を切るの。最後はボトル。岸から十分はなれてから、今度は船首へいって、割ります。最初のシャンペンはビンスも一緒に。彼はみにょ救助やエンジンヘルプなど、本当に親身になってくれた大事に友だち。これからも連絡とりあおうと硬く約束した。

さてさて、GHがついに動き出し、湾から外にでた場所でメインセールをあげようとしたら、突然の大雨!セールをあげるためには、船首を風が吹いてくる方角にむけて保たないといけないのね。みにょんがハンドルを握ってたのだけれど、あまりの土砂降りでマストのてっぺんにある風向計がみえない。いきなりもたついてしまったけれど、なんとかきにょんががんばってくれてセールをあげることができたよ。

しばらくすると雨はやんで、気持ちいい青空。風もセールも安定したんで二人ともリラックスモードに。写真をとったり、船の前部にすわってのんびりしたり。そしたら、いきなりきにょんがダッシュしてエンジンをストップさせた!どうしたの?と思ったら、漁師のしかけた網の場所を示すブイがひっかかってしまったみたい。どぇぇぇ。またしてもみにょが潜らないといけないの?こんな海のど真ん中でそれはちょっと怖いなぁ。海に落ちたものをひらったりするための長い棒があるんで、それでロープをはずせるかな?と試すきにょん。そしたら、ラッキーなことに勝手にはずれてくれた。ああ、この前みたいにプロペラの軸にまきついてなくって本当によかったよ。

帆に風一杯うけて出発! 運転席から顔を出すみにょ 北西に向かって一直線

やはりここはちゃんと海の神様に挨拶した方がよいな、ってことで、ビンスに教えてもらった2度目の海へ感謝&ナイフカットのセレモニーをした。グローバルホッパーとみにょんこ一家が無事に航海していけますように。海の神様に英語&日本語でしっかりお願いしておいた。

なんだか出だしから結構問題ありのGH。不安もちょっとあるけれど、セーリングは本当に楽しい。あたりが暗くなる前に、セレモニーのしめのボトル割りをした。今度も、みにょこ一家をどうぞお守りくださいと心から真剣にお願いしておいた。

余談なんだけれど、セントマーチンは、北半分はフランス領、南半分がオランダ領という変な島。その違いは割りとはっきりしてて、フランス領は比較的きれいで、ファーストフードの店が一切ない(ファーストフードだめって決まりがあるらしい)。そしてATMもほとんどない。あってもおろせるのはユーロ。反対にオランダ領はアメリカみたいにケンタッキーやマクドがあちこちにあって、現金もUSドルがおろせれるのね。そして、今朝きにょんとジアが出かけたのは、もちろんオランダ側だったのですね。納得。

風が気持ちいい~♪ 夕焼けと雨雲 雨の予感? 夕日がとってもきれい


今日のおまけ エンジン修理を手伝ってくれたイワンに払うお金をおろすためにここ数日からATMを探し続けてるみにょん。向こう岸にあるホテルにはATMがあるんで、昨夜トライしたら故障中。なんで近くにあるという2つめのホテルまで歩くつもりでいたら、親切なホテルのガードマンが車で送ってくれた。「帰りは自分でなんとかしろよぉ!」 と片道だけのヘルプだったんだけどね。

2つ目のホテルもATMアウト。ホテル内のカジノのキャッシングマシーンも壊れてる。そんなんでカジノをオープンしててええんやろか??このあたり一帯のクレジットカード用の回線が壊れてるのかな。さて、帰りはどうしよう?大丈夫。ここでも事情を説明したら、親切タクシー兄ちゃんがディンギーをおいてる場所まで無料で送ってくれた。「こんな夜遅くに暗い道を歩くのは危ないよ」って。きっと、事情をしらない観光客とでも思われたのかな。でも二人の親切ドライバーに感謝。島では何事にも不慣れなみにょんをいろんな人が助けてくれたなぁ。本当にありがたいことやね。

2010年5月 6日

みにょんこ潜る

今日こそは出発するぞ、と気合をいれ、エンジンの修理もほぼ完了、今いてるモーリングから、給油・給水するためにドックへと移動することに。エンジンの調子もなかなかよく動いてるみたい。ただ、GHを泊める場所にはバックインしないといけないのだけれど、それがなかなかうまくいかない。それを見ていたアヴェとジア(ブローカーの人たち)が岸からヘルプしてくれた。

それはありがたかったのだけれど、きにょんが投げた岸へつなぐためのロープの1つがうまく引き寄せてもらえなくって、左のプロペラにからまってしまった!とっさにエンジンを切ったきにょんだけれど、ロープはどうやらしっかりからまってしまったみたい。ここに来てまた問題発生。たはは。

誰かが潜ってロープとプロペラの状況を調べないといけない。いつもなら、ダイバーきにょんの仕事なんだけれど、今はまだ水に入っちゃいけない彼。ってことは・・・・ みにょん? え? やはりそれはみにょんの仕事になるの? 6本足のカエルがいるとかのジョークがでるくらい、水質的に問題ありといわれてる(たいていの港はそうなんだけれどね)この水に潜らないといけないの??

決心にかかる時間約10分。ええ~い!みにょがやらねば誰がやる!水着に着替え、マスクとフィンを装着、心拍数200ぐらいのいきおいで水に潜ってみたら、あちゃ、やっぱりしっかりロープがまきついてるよ。でも、なんとなくみにょでもほどくことができそうな状態。一旦水にはいっちまえば何回潜っても一緒。なのでがんばってロープ解放作業しました。ついでに、プロペラの状態をきにょんにしらせるため、左右のプロペラの写真、あらゆる角度から激写もしてきました。

これでなんとか、明日には出発できそう。でもそうすると、プエルトリコまでかなりきついスケジュールで航海することになるなぁ。病み上がりのきにょん、大丈夫かなあ。でも今日はとりあえずもう一晩だけオイスターポンドに滞在することに。これが最後の夜だから、と岸辺にあるバーにいって、二人してちょこっとだけお酒のんじゃいました。明日からは忙しくなるぞぉ!楽しみ♪

2010年5月 5日

グローバルホッパー

グローバルホッパーエンジンの修理に手間取ってるうちに、出発予定の5月5日なってしまった。でもまだエンジンはなおらない。その間に、いろいろ手違いがあったフランス国籍の船からアメリカ国籍への変更がやっと完了して、ボートは正式にGlobalHopper グローバルホッパーとい名前になったよ。なので船体に書いてあった名前もYann II から GlobalHopper (略称 GH)に変わって、これでやっとみにょんこ一家の新居となりました☆

名前の下の部分は、本拠地?として登録された港の名前と州の略名。ステッカー屋さん?はどうやら名前はデッキの上を基準に、州名は船体の下の部分を基準にステッカーをはってしまったみたいで、よく見ると(よくみなくってもわかる)微妙に平行になってない。でも、ユニークでいいかなって、なぜか気にならない。

こんなに乗り出して大丈夫?きにょんが忙しいので、船の名前を変えにきてくれたステッカー屋さん?をディンギーで送り迎えしたのはみにょ。先週の漂流事件がうそのようにスムーズに送り迎えができたよ!とはいえ、内心、失敗しないかドキドキしてたんだけれどね。ふふふ。まわりにいわせると、かなり亀スピードらしいわ。笑 それでもいいのよ。ちゃ~んと動けばいいのさ!

2010年5月 4日

注文の多いエンジン

さてさて、きにょんの手術も無事に終わり、次の問題児はエンジン達。手術前の週末にセーリングに出た際に発覚したエンジン問題。これをなおさないことには最初の目的地のプエルトリコに向けて出発できない。ビンスの友人のイワンはエンジンの専門家なんで、きにょんとイワンとでエンジンの修理にとりかかりはじめた。きにょんはまだ狭い場所で作業するのはつらいので、主にイワンが作業。

エンジンルームでの作業は大変 作業道具があちこちに・・・ きにょも狭いエンジンルームに入っちゃった

ところがね、右のエンジンがOKになったら、次は左のエンジンの問題が出てきて、その後はまた右のエンジンが問題で・・・ ってな感じで、毎日日が暮れるまで二人で作業してるのに、なかなかエンジンたちは言うことを聞いてくれない。あのパーツがいる、このパーツじゃダメ、そっちのオイルじゃいかん、とかもうなんて注文の多いエンジンなんだ!

イワンとのエンジン修理の合間をぬって、その他の修理もしなきゃいけないみにょ・きにょ。クライマーおサルのきにょん、手術後まだそれほど日がたってないのに、マストのてっぺんまでのぼって航海するのに必要な電灯の電球チェンジ。ついでにマストの途中の電灯のもかえちゃう。さらに、メインセールが入ってるカゴをささえてるロープも新しいものに取り替えておこう!

マストのてっぺんで作業中のきにょん サーカスのブランコみたいだね 下からみても高いぞ!

ところでね、きにょん達ががんばってエンジンをなおそうとしてくれてるのは涙がでるほどうれしいのだけれど、エンジンをいじくってると手足が油でネトネト真っ黒になるんだよね。そして、左右あるエンジンを両方いじくってるもんだから、デッキは黒い手形と足あとであふれてる・・・。みにょはそれを必死でふき取りまくったんだけれど、5分目をはなすと元の木阿弥。初日ですっかりあきらめモード。せめて真っ黒の手足で室内にははいってこないよう、見張ることに。

そんなみにょんをみかねてか、イワンが「エンジンなおったら、僕のスペシャルミックスの油落としで掃除したらきれいになるよ」といって、デッキを洗う強力油落とし洗剤と普通の洗剤をくれた。それなら出発前にはきれいになるよね。なら、少々汚れてもいいよね。服が汚れてもいいよね。るるるる・・・・涙。