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2005年7月31日

発見!スリランカ料理のレストラン

カヤックするきにょんMorgan Hillより
今日はMorgan Hillでの最後の日曜日なので、きにょんがずーーっとやりたがってたカヤックをしにMontereyの方へ向かう。目指すはMoss Landing Sloughという海辺の湿地帯。水は海水なのでサメなども見れるらしい。ここはかなり広大な湿地帯でいろんな種類の鳥がやってきたりもするところ。Morgan HillからはWatsonvilleに出てから#1を南下すること約15分ほどだ。ボートやKayakをしにたくさんの人がきてる。潮の満ち干きの具合をみて、きにょんは少し内陸に入ったところにあるKirby Landingから出発し、引き潮にあわせて河口のMoss LandingまでSloughを下り、そこで私たちと待ち合わせることに。

オレもつれてってよ冒険好きのコディオは、こういう時私よりもきにょんにくっついて行きたがる。今日もカヤックを繰り出すきにょんを見つめながら、「おとん、何でオレをつれて行かない?」といった表情をしてる。残念だねえ、コディオ。カヤックは一人乗りなんだよ。きにょんが出発した後、Kirby Landingを少しコディオとうろうろする。潮溜まりみたいな所があったりして、カニがいたりペリカンが飛んでたりする。ほとんどのエリアが犬禁止なので、次はかわいそうだけれどコディオにお留守番しててもらって、ゆっくりHiking Trailsを歩き回ってみたいな。スケジュールが合えば、学術研究員と一緒に行くカヤックツアーに参加してもいいな。

2時過ぎにMoss Landingへ戻る。そしたら、私たちがMoss Landingについて10分ほどできにょんが戻ってきた。こんなに早く戻ってくると思ってなかったので、びっくり。このままもう一度Kirbyまで戻るかどうかきにょんは悩んだみたいだけれど、カヤックはこれまでにして、後はSanta Cruzの町をうろつくことにする。Montereyでもよかったのだけれど、あいにくアンティークショーがあるらしくって、道が込んでたのでSanta Cruzに。

コンクリート・ボート途中、Concrete Boatのあるビーチでとまる。コンクリートでできたボートなんて冗談でしょう?と思いきや、本当にあるんだよ。広い砂浜まで長い階段をおりていき、桟橋を渡っていくと、そこに、ドデ~ン!って感じで鳥だらけのコンクリートボートがあった。昔は実際に使ってたらしい。ひょえぇぇぇ。浮くの?って感じよ。ビーチは家族連れでいっぱい。観光客よりもローカル用のお楽しみのビーチみたい。

街中をうろうろしてるうちに、なんとスリランカ料理の店を発見!これがうわさに聞いていたサンタクルースあたりにあるレストランだったのね。スリランカ料理が大・大・大好物のきにょんは以前、スリランカ料理のレストランをインターネットで検索しまくったことがある。その時は、ロス、サンタクルースに各1軒ずつ、それとシカゴかミネソタかどこかのそあたりに1軒と計3軒しか見つけられなかった。だから、全米に3軒しかない(ほんとかな?)スリランカ・レストランの2軒目を発見し、きにょ・みにょ大喜びで今夜のディナーはスリランカ料理に即決。でも店があくまで30分ほどあったので、Lighthouse Cliffのあたりにいって時間をつぶす。今日は前回と違って霧もはれていたので、いい眺めだった。

6時ちょっとすぎにレストランに戻ると、すでに満員状態になってた。うんうん、これはいい傾向。きっとおいしいに違いない。だけど、ちょっと期待とは違ってた。というのも、ベジタリアンの決まったメニューの中から好みのセットを選ぶシステムで、味は悪くないんだけれど、他にサイドディッシュなどがないのが寂しい。なぜか、最近流行の健康志向のアジア料理って感じがしてしまう。私はロスのCurry Bowlの庶民っぽい方が好きだな。でも、きにょんはスリランカ料理というだけで大喜びだった。帰り道、Mt. Madonnaの頂上からすごくきれいな夕日が見えた。

これでMorgan Hillもおわり。次はTurtle BeachとYosemite。楽しみぃ♪

巨大ウシ? きれいな夕焼け

2005年7月30日

Garlic Festival ガーリック・フェスティバル

名物・にんにくアイスクリームMorgan Hillより
今日は待ちに待ったGarlic Festivalの日。会場にはコディオをつれていけないので、いろいろ考えた末、PetCoでトリミングをしてもらえば、その間にみにょ・きにょはフェスティバルへ行ってこれるね。Good idea!GilroyにあるPetCoでのシャンプー予約もとれたし、準備万端でコディオをPetCoにつれていくために少し早めに家を出る。PetCoには簡単についたけれど、なんとGarlic Festival中はDog Bathがおわったらすぐに引き取りにこないといけないらしい。そうだよなあ。世の中には私達と同じように考える人が山ほどいるよな。どうしようか悩むけれど、結局コディオをあずけてGarlic Festivalを少しでも先に見ようということになる。これが正解だった。駐車場までは一本道なのでフェスティバル渋滞で少し時間がかかったけれど、それでもMorgan HillからSanta Terraをずっと運転してくるよりかはかなり早くに駐車場に入れたと思う。そこからシャトルで会場まで。あちゃー!うかつだった。会場内はすべて現金が基本。入場券を買うのも現金のみ。だー!!なので、会場内に入ってからまずATMを探すはめに。でも、いろんな食べ物のブースを見ながら歩いてるうちにATMを発見。おなかはすいてるし、何を食べていいのか迷ったので、とりあえず色んな料理が少しずつ入ってるコンビネーションを頼む。料理はどれもおいしかった。特に私が気に入ったのはScampi(スキャンピ=大エビのニンニク炒め)。Calamari(カラマリ=イカフライ)もよかった。きにょんは揚げてあるCalamariがよかったみたいだけれど、私はMarinaraソースにつかってる方がおいしかった。

にんにく料理コンテスト パイロ・シェフ

そして、何よりも食べてみたかったGarlic Ice Cream!!一口サイズのものが無料で試食できるので、試してみた。まず一口。なんと、Garlicの味がするけれどすぐにバニラ味へ。でも口の中のアイスがとけたらまたしてもGarlicの後味が!でー!!っと思って一瞬ためらったけれど、二口目からはGarlicの味がほとんどしなかった。うん、悪くないと思う。

それにしても暑い日で、風もあまりないので、ブースを見て歩くのも大変。それでもいろいろ見てまわり、Cook Off(料理コンテスト)の会場もみてまわって楽しかった。それほど食べたとは思わなかったけれど、あっという間に50ドルほど使ってしまってた。危険だー!結局、コディオをあずけてる時間内で十分食べまわれた。基本的に食べることに気合をいれて行ったフェスティバルなので、きにょん・みにょんどちらも大満足。だけど、来年また来るか?と聞かれると「わからない」が正直な気持ち。日中暑いのもあるし、食べるのにも限界があるからね。家に帰ってからは疲れて家族そろって昼寝してしまったよ。

ガーリックボーイと一緒に 燃えるガーリック

2005年7月24日

Winchester HouseとMystery Spot

Morgan Hillより
今日は、昨日から引き続きコディオをPet Clinicに預けたままなので、朝からきにょんと観光しようと決める。モントレーへ行くかWinchester Houseにいくか悩んだけれど、結局Winchester HouseとMystery Spotへ行くことにする。どちらもずっと行きたいと思ってたからうれしい。詳しい地図はないけれど、TTのロッジでもらってきたチラシを参考にまずはWinchester Houseを目指す

Winchester Houseでは勝手に中を見てまわることはできないので、ツアーに参加しないといけないのだけれど、通常のツアーと裏方を見せてくれるツアーの2種類に参加したら、合計2時間半のツアーだった。ずっと歩きっぱなしなので、それほど大きい家ではないのだけれど疲れる。家の中は想像していたよりもこじんまりとごちゃごちゃしていた。天井へ続く階段などは、以前見た写真からもっと大きい規模を想像していたけど、あっけないほど小さかった。Winchester夫人はとても小さい人だったそうで、私には小さくて細々した家でも、夫人には充分なサイズだったんだろうな。しかし、よく見ているといたるところに行き先のない階段とかドアがあって、もっとじっくり見て回りたかったな。ツアーガイドはガイドしはじめてまだ6週間の子だったので、いまいち話しがおもしろくなかった。ちょっと期待してたのとは違ったけれど、これだけ変なことをするにはかなりの気合と財力がいるよなあ、とMrs. Winchesterにいろんな意味で敬意をはらう。San SimeonにあるHearst CastleとWinchester Houseとを続けて見比べたら、そのすごさが増すのではないかしら。

次、Mystery Spotへ。小さい頃、本で読んだ時からずっと来てみたかった。Yukiriの写真でも見たし、本当に森の中に突然、重力がおかしい場所があるのか?と、とっても興味があった。森の中の小さな道をはいっていくと意外にたくさんの人がツアーを待っているのでびっくりした。すでに夕方だったので、私たちもラストツアーの一つ前のツアーに1時間まちで参加というギリギリ滑り込みセーフでOKだった。ほっ。ここまできて、ツアーに参加できなかったら悔しいモンね。山の中の急な坂を上った先に傾いた家がたってた。これだ!写真でよく見る家だ!家もフェンスも何もかも傾いていて、まっすぐ立ってられなくって、時々気分が悪くなる。でもおもしろかった~♪ 私はまだ「本当に重力がおかしいのだ」と半分以上信じてたのに、きにょんは「これはまったく視覚のイリュージョン」と言い切るから、例えそれが本当のことでもおもしろくない。つまらん男だ。ちょっとぐらい「ミステリー」を楽しめばいいのに。
でも、ずっと行きたかった場所二つも制覇したので、今日は充実した一日。コディオにはちょっと悪かったけれど、おかげでのんびりさせてもらったよ。ありがとね、コディオ。
ミステリースポットにて 斜めに立つみにょん

2005年7月23日

森の中の結婚式

森の中のウェディングMorgan Hillより
このところ、ずっと忙しかった。金曜日は一日中車を洗ってた。かなりきれいになったと思う。丹念な洗車は大変だったけど、この週末にある友人の結婚式にドロドロの車で行きたくないモンね。そして夕方はきにょんの親友ブライアンの結婚式前夜のパーティにいくために、コディオをつれてFeltonへ。FeltonはSanta Cruzから6マイルほど山の中にはいったところ。Redwoodが多くってかわいらしい感じの山間の町だと思う。待ち合わせのBrookdaleについてもブライアンたちはリハーサルディナーから戻っていないので、約1時間ほど待つ。やっとみんなそろって、パブで12時過ぎまで飲みながら話する。帰りはえらく疲れてしまう。きっと車を洗ったりしたからだと思う。

結婚式の当日、朝少し寝坊してしまう。結婚式のプレゼントを包んだり、シャツにアイロンかけたりバタバタする。コディオを預けるため、Pet Clinicにつれていく。2日間も離れるのはさびしい。コディもオいやがってる。ゴメンね、コディオ。まさか結婚式につれて行くわけにはいかないし、RVには残していけないから、かわいそうだけどちょっとだけ我慢してね。それからいそいでFeltonまでいく。結婚式はRedwood National Parkの森の中で行われた。自然の中で結婚式ってのもいいもんだ。そして歩いてCommunity Centerまで戻りレセプション。外は記録的な暑さの上、エアコンがないコミュニティセンターの中での食事はインド料理。まさか、とは思ったけれどかなり辛かった。めちゃくちゃ辛いのを無理して食べたら、胃が痛くなっちゃった。きにょんは暑いからと外にでて友達としゃべりに行ったっきり。かえるにかえれないし、やっと式がおわって帰途についたときは口もきけないほどしんどかった。楽しい結婚式だったけれど、暑さ&辛さ攻撃にはまいったよー。

2005年7月21日

動物の子供

満月Morgan Hillより
今朝は雨がふる音で目が覚めた。まだ6時前だった。最初は「また屋根の上をカラスかリスが走り回ってるのかな」と思ったけれど、あまりにも細かくカタカタという音が続くのでやっと雨だと気がついた。同時にきにょんも目がさめたみたいで二人して外に走り出る。Geoはあいかわらずカヤックをのせたままだったからオープンカー状態。とりあえずAwningの下に動かしてその場しのぎ。Auto Formerにはドアマットをかぶせておく。だあ、ずっと乾燥してたから雨がふるなんて予想もしてなかった。

我が家その後、もう一度寝ようとするけれどなかなか寝付けない。するときにょんが窓のを外をみて「早く見てみな」という。何かと思って様子をみると、なんと七面鳥の親子たちがTTのキャンプサイトの方へえさを探しに入ってきてた。3匹の母鳥と8匹の子供たち。多分、先日みかけた親子と一緒のグループなんじゃないかな。しばらくえさをつついていた後、また山の方へ戻り始めた。でも2匹の母鳥は最後尾を歩きながら、どうも何かをチェックしてる風。と、突然一匹の母鳥が猛烈な勢いで山とは逆の方向へ走り出したので何事かと行き先を見てみると、なんとまあ、一匹の子供が遠くに行き過ぎてたみたいで必死な様子で急いで母鳥のところへ走って戻ってきた。まさかとは思うけど、先日フェンスのところではぐれてしまった子供かしら…。鳥の世界にもどんくさい子供がいてるのね…。それにしても、七面鳥って子供思いなんだなあ。

昨夜は満月でとても月がきれいだった。出始めたばっかりの月はチェリーみたいな赤で、不思議な色だった。思わずきにょんはカメラで月の写真をたくさんとってたよ。

2005年7月17日

Santa Cruzを探検

Santa CruzにてMorgan Hill(TT)より
今朝はゆっくり寝た。今日も朝からすでに暑くなりそうな気配。予定より早くMorgan Hillにきてしまったので、今日は特に何もする予定なし。なので、地図を見てSanta Cruzまで行ってみようということになった。何をしにいくという訳ではないけれど、とりあえず海を目指して行こうかと。念のためKayakの準備を持っていくことに。

Morgan Hillを出てしばらくは暑かったのに#152にのって山の中へ入ったとたん涼しくなった。杉がいっぱいはえていてヨセミテやグランドキャニオンの近辺を思い出す風景。山の名前はどうやらMt. Madonna。ふふふふ。なんだか冗談のような名前。山を越えたら遠くに壁のような雲が見える。どうやらあのあたりが海みたい。結構な距離があるように見える。山の向こう側の町はWatsonvilleという。農家が多いのか道端で野菜を売ってるマーケットがいっぱいある。これは帰り道寄ってみたいな。それにやたらとスペイン語のサインがある。

風に逆らう男・コディオこれといった目的もないので、そのまま#1 NにのってSanta Cruzに向かう。だんだん海からの霧がフリーウェイの方まできて寒くなってくる。風もきつくなってきてコディオは目をつむってシートの陰にかくれてる。やっとSanta Cruzの町の中に近づいてきたので、フリーウェイをおりる。Water、Pacific Ocean,、Riverなどの水に関する名前の道ばかりなので、これは海に近いと予想。適当に車を走らせているとLight House State Beachのあたりに出た。崖っぷちに小さな灯台がたっているんだけれど人がかなり多かった。どうやらサーファーを見てるみたい。あいかわらず霧が出てるけど、思ったほど寒くない。コディオをつれて少しうろうろした後、食べるところを探しに。Santa Cruzの町はこじんまりとしてて愛らしいと思う。古い家があったりしてのどかな町。見つけたThaiレストランはなかなかおいしかった。帰りはWatsonvilleで見た野菜スタンドでコーンやアーティチョークなどを購入。

Mt. Madonnaをのぼってる最中にきにょんがトイレに行きたくなったので、頂上にあるMt. Madonna County Parkに行く。中はRV用サイトもたくさんあるみたいだし、キャンプサイトもきれいなので、予想外にいいParkだったと感心。TTではありえないような、森の中にキャンプできるのはとっても魅力的。Morgan Hillと違って森の中なので涼しいし、思わずこちらへ引っ越そうかと思ってしまう。

#152をそのままつっきってGilroyまでいってみる。それほど遠くない。これならGarlic Festivalの時も便利かも。

2005年7月16日

やっとリラックスできるのか、みにょんこ一家?

鹿と七面鳥 Morgan Hill(TT)にて
昨日はすごい冒険だったと改めて思う。私もきにょんもよく体力と気力がもったことと思う。昨夜は久々?にぐっすりベッドで寝れたし、気分よく久々のMy Coffeeを作ろうと思ってたところ、やっぱりまだ悪運を払いきってないみたいだ。ポットを洗ったりしていると、足元に水がこぼれてたので???と思ってシンクの下を見てみるとパイプが外れて水がだだ漏れしていた。はあ。朝からこれか。シンク下のものを全部出して引き出しも出して、掃除する。水はスライドアウトの下にまで行ったみたいで床からカーペットにかけてもぬれていた。はあ。そんなこんなをしながらもやっとコーヒーを作りのんびりしていた。
だんだん気温があがってきたので、エアコンをつけ、メールチェックでもするか、としていたところ突然すべての音がとまった。電気が落ちてしまったみたい。きにょんが外にでてチェックしたところ、ど うやらMorgan Hill 全部の電気が落ちてしまったみたい。外はどんどん暑くなってきてて103度(39.5℃)ほど。その上ランチタイムだからみんな電気を使ってたのだとは思うけれど、まだサイトに余裕がある状態なのに電気がおちてしまうとは、今後もまた同じことが毎日おきるのか?と想像してしまう。Auto Formerがあってよかった。なかなか電気は戻らず、RVの中はどんどん暑くなる。もうそろそろ限界でジェネレーターをつけないとだめかな?という時に電気が戻った。RVを冷やすために両方のエアコンをかけたら、また電気がとんだ。今度は私たちだけだったので、ほっとする。

夕方、まだまだ外は暑いけれどキャンプ場の中には何があるのかチェックしがてらコディオの散歩にいく。キャンプ場自体は小さいと思う。歩き回れるエリアの外はすぐフェンスになってる。Rancho OsoやActonのようにキャンプサイト以外に歩き回れるTrailがキャンプ場内にあるわけではない。だけど外でHorse Shoeやバスケットをしている人の数がすごく多く感じる。きっと週末だからだとは思うけれど、ちょっとした大きな公園のようでもある。人が多いからか、もっとたくさんの鳥や花が見れるかな、と期待していたけれどそれほどでもない。唯一、夕方7時過ぎの涼しい時間帯になると目の前の原っぱに鹿の親子がやってくる。今日も鹿の親子がきたので見ていたら、なんとターキーの親子たちもやってきた。全部で20羽ぐらいかな。大きいのと小さいターキーたち。どうやら大人のメスたちが子連れで食事にきてたみたい。食事がおわって山の方へむかったところで一匹の子供がはぐれてしまったみたいで、フェンスの前でまさに右往左往しながら出口を探し回ってた。5分ほどして様子を見に行くとまだ右往左往していた。(本当に、右へ左へを繰り返してた)。フェンスの反対側のあたりではまだ他のターキーの足音がするんで、置いてきぼりにされたのではないとは思うけれど、何も手助けしてあげれない。と、思ったらやっと出口を見つけたようで、仲間に合流していく足音が聞こえた。ほっとする。動物の中でも、どんくさい子供とそうでない子供があるみたいね。ふふふふ。

2005年7月15日

みにょんこ一家、逃亡者になる? その2

どこへ行ってもRVをとめる場所が見つけられないみにょんこ一家。安住地(!)を求めての旅はまだまだ続く
Morro Bayを出発する前にきにょんは2時間ほど仕事をする。駐車場にとめてても誰も文句いわない。思わず「ここにとめてしばらく寝たいよね」と考えるが、これまでの経過を考えるとあまりよくない結果ぱかりだったのでやめておく。一応、礼儀上少しだけAlbertson’sでショッピング。これで、何かいわれても文句はいわせないぞ!

きにょんの仕事もおわらせ、もうすでに昼の11時半。寝る場所探しをはじめてから12時間。だけど、ここは気合をいれて一路Morgan Hillへ!疲れてるきにょんに運転をまかせて居眠りされたら怖いので、私もがんばって起きていてきにょんの話し相手をする。こんな状況でなかったら、まわりの景色をもっと楽しめるとは思うのだけれど…。でも、はじめての地域の景色はだんだん気持ちをなごませてくれて、楽しい気分にさせてくれた。1時間半ほど運転したところにあるKing Cityという小さな小さな町で食事をすることに。King City Centerという町唯一であろうショッピングプラザにRVをとめ、その中のTaco屋へ。これがなんと大当たり!とってもおいしかった。疲れすぎてあまり食欲がなかったのに、ペロリと食べてしまった。きにょんも私も大感激!きにょんの頼んだChili Rellanoもとってもおいしいし、私の頼んだTostadaも超ナイス。これからはKing Cityを通るたびにこのレストランにこないとね。このレストランのおかげで、沈みかけてた私たちの気持ちは上向きに。はじめて訪ねる町で、「これかな?」と選んだレストランの料理がおいしかったら、その日一日が良い日になる気がするし、その町全体の印象がよくなる気がする。まさに第一印象がその後の印象と関係を決めるのに大事な役割を果たしてるってことだとは思うのだけれど、人間、気持ちと気分次第で行動が変わってくるものだから、今回外れくじばかり引いていた私たちにこのレストランは大当たりプラスいい気分転換だったと思う。

その影響なのか、King Cityを出てすぐに携帯に電話がはいった。Morro Strandからだった。空きスポットがあるけど次の人がくるからと断られたあの出来たばかりのキャンプ場からだった。キャンセルが出たから今晩一晩とまれるという。Too late!私たちはすでにKing Cityをすぎてしまった。これがAtascaderoあたりだったら逆戻りして例え1日でもMorro Bayを楽しんだと思う。けど、今の私たちはすでにMorgan Hillへ気持ちがうつってるから、今回はMorro Bayはパス。

その後のドライブは少し眠たくなったりしたけれど、楽しかった。まわりはワイナリーと野菜畑が見渡す限り広がってる。大きな川が流れているみたいで、濃い緑のベルトが丘と丘の合間を縫うように流れている。ワイナリーのぶどうの木はきれいに並んで生えているので、車からみてると緑と黄土色の縞々。野菜畑では収穫時なのか、たくさんの人がはたらいてた。スクールバスにAndy Gumpを2台ほどトレーラーで引っ張って、Farm Workerの人たちは畑から畑へ移動するみたい。路肩に大きなサインで「各種のレタスやブロッコリーなどが取れる」と書いてある。それにあわせてとれた野菜を運ぶトラックがたくさん増えてきた。#101 NはPCHと比べてかなり道の状態が古びてるけれど、こんだけの交通量ならしかたないかも。そうこうしているうちにあのGilroy(ギルロイ)を通り過ぎた。ここでは2週間後に有名なGarlic Festivalがひらかれる。何マイルも先からにんにくの匂いがするらしい。きにょんと私もFestivalを楽しみにしてる。なんでもGarlic Ice Creamまであるらしいので、これはぜひ試さないと。でも今はGilroyを通り過ぎてSan MartinにあるCamping Worldへ。先日、Auto Formerを買いにいったら売り切れていた。これだけ暑い毎日が続くし、キャンプ場での電圧変化でおきた問題の話とかを聞くからにはAuto Formerを使わないと心配。ふふふ。やっぱり私たちの運も上向きなのかも。なんと、ここのCamping World、ちょうど昨日Auto Formerを入荷したとこらしい。ラッキー。Auto Formerをゲットして後はもうすぐ近くのMorgan Hillへ。

Morgan Hillは山のふもとのRanchエリアにあった。Heat Waveのせいなのか、このあたりは暑い。入り口で、Steller’s Jayが迎えてくれる。いい所なのかも。いつものごとく、きにょんはどこのサイトにRVをとめるかでしばらく悩む。暑いし早く落ち着きたいけど、あせってもしょうがないもんね。やっと見つけたところにRVを設定。そうしたら、今度は携帯がうまくつながらない。Receptionはあるのに、なぜかダイヤルトーンがない。アンテナをさらに長いスティックにくくりつけたりしていろいろ試してやっと携帯が使えるようになる。これで今回はじめてきにょんはリラックスできた。簡単な食事を作ってる間に目の前の原っぱに鹿が数匹でてきた。コディは興奮状態。私は写真を数枚パチパチ。ミモザではじめての長旅を祝って乾杯して、夜は早めに寝た。

ロスを出発したのが昨日とは思えないくらい、長い一日だった。すべては、BuelltonでとまったときにWal-Martチェックをしなかったから。でもこれもまた旅に一味ふた味違った経験をさせてくれたのだと思う。つくづく、私たちはRV買ってすぐにThousand Trailsのメンバーになったから、他のキャンプ場での大変さやRVでの長距離旅行での大変さを知らないまま今までやってきたけれど、本当ならもっと大変なのかもしれない。もっとこまめに宿泊予定をたてておかないと昨夜のように逃亡者生活するはめになるか、疲れをおしてさらに先にすすまないといけないはめになってたのだと思う。もしくは、常に移動し続けていかないといけなかったのだと思う。それでもよかったのかもしれないけれど、これだけガソリンが高くなっては経済的に大変だったと思う。それにいろんな場所でいろんな鳥や花を見るのはとっても心が和むけれど、常に移動してたらそれもも無理だったと思う。とにかく、昨夜の経験はなくてはならないものだった気がする。まったく見ず知らずの土地でなくってよかった。それにしても、長い一日、みんな無事に過ごせてよかったぁ。

みにょんこ一家、逃亡者になる? その1

Morgan Hill(TT)にて
ここはMorgan Hill。サンフランシスコに近い。Santa Cruz、MontereyやGilroyなどに近いCentral Californiaの山中。サンフランシスコまで後1時間半ほどでいけるぐらいのところ。今回、はじめてRVでSouthern Californiaを出たことになる。車でヨセミテやMorro Bayなどにいったことは何度かあるけれど、このあたりに来たのは初めて。でも、ここへ来るまでの道のりはとっても大変だった。

まず14日。朝からお兄ちゃんの手伝いをしたり買い物したり、Valley(きにょママの家がある地域)にいる間にしないといけないことをすませる。4時過ぎからRVにKayakなどを積み込む。外はHeat Waveのせいで106度(41.1℃)+湿気というすごい暑さで、少し動いただけでも汗だくになる。やっと荷物を全部つみおわったのが夜8時過ぎ。軽く昼食の残りのカレーとサラダを食べて出発。外はもう暗くなってる。かわりにTrafficはほとんどなく、順調にすすむ。

思ったよりも早くにSanta Barbaraのあたりについたけど、きにょんはまだまだ先にすすんでBuelltonでガソリンを入れたいというので、そのまま#101 Nをすすむ。海岸沿いから山にはいるあたりですごいGust Winds(ガストウィンド=突風)だったけれど、特に問題もなくBuelltonにつく。超暑いValleyに比べてBuelltonは寒い。思わずフリースのジャケットを着る。ガソリンを入れる時にここから先のWal-Martを確認しないといけないって話していたのに、すっかり忘れてしまう。これがこの後起きるUnfortunate chain of events 一連の不運なできごとを引き起こすとは…。ちなみに、なぜWal-Martかというと、ほとんどのWal-Martが無料でパーキングに一泊させてくれるから。

Buelltonを出発。この時点で11時すぎ。私はてっきりAndersen’s Pea SoupにRVをとめて寝るのかと思っていたのだけれど、きにょんはこのままSan Luis Obispoまで行くという。うーん。それは遠いのでは?と思うが、きにょんはどうしても朝一番でMorro Bayに入りたいみたい。結局、いくつかWal-Martを見かけるけれど、「もう少しMorro Bayに近いところで」と考え、次のWal-Martでとまろうと決める。が、その前にSan Luis Obispoに着いてしまう。ここで一旦#101を降りて、Wal-Martを探しはじめることに。ところが、地図を見ている間に気がついたらターンのできないような田舎道にはいってしまう。だけど、先の三叉路で左折すれば#101に戻れるとわかったので、そちらに向かうと、きにょんは三叉路でターンできると思って右折してしまう。結果。ますます田舎道。幸いその道はMorro Bayまで続く道だったので、あきらめてMorro Bayまで向かうか?と思ったところでJewish Community Centerがあり、そこの車寄せでなんとかRVからGeoをはずさずに方向転換できる。

しか~し、問題はそんなものじゃなかった。なんと、San Luis ObispoやMorro Bay近辺にはWal-Martが一軒もないのだ。私たちが疲れてきて、「次のWal-Martでとまろうね」といった、あのWal-Martが一番Morro Bayに近いものだったのだ。こんなことなら、ちゃんと前もってWal-Martの位置を調べておけばよかったのだけれど、時遅し。どうしようかと悩むけれど、すでに夜中をとっくに過ぎた時間帯。疲れも限界に近い私たちの頭はうまく働かない。結果、思いついたのは#101を降りたときにみかけたRVが数台とまってるParkingにいって、そこで朝まで仮眠を取ろうということだった。Parkingについてみると、隣の病院のParkingではなく、地元の公園のためのParkingだった。念のために隣のガススタでRVをとめていいのか確認したところ「いつも数台とまってる」との返事。私がコディオをトイレにつれていってると、目の前のアパートから人がベランダに出てきて、どうやら私たちをみてるみたい。気になったけれど、夜中1時すぎ。私たち以外にもRVがいるから安心してしまい、とっとと寝ることに。すでに1時半すぎ。朝は6時半には起きて出発しようと目覚ましをかけておく。でも、まわりの音が気になって、しっかり寝ることができない。10分置きに目がさめてしまう。うつつとしてると、朝5時ごろ誰かがドアをたたく音。一瞬、隣のRVからの音か?とか思ったけれど、いやいや私たちのRV。きにょんが急いで外をみると警察官が立ってるではないか!!いったいどうしたことかときにょんは外に出、私とコディオはRVの中でまつことに。なんと、誰かが警察に通報したらしい。多分、前のアパートの人だとは思うけれど。警察官は若いけどナイスな人で、きにょんがが事情を説明して、準備が出来しだい出発すると説明したらOKしてくれる。もう一度6時まで寝ようか?とも考えたけれど、気が立って眠れないので、Morro BayにあるというDenny’s向けて出発する。外はまだ暗いけれど少しずつ明るくなってきてる。

Morro Bayまでは13マイル。少し霧があるので、ゆっくり目にすすむ。が、Morro BayについてみたらDenny’sなんてありはしない。何度か街中を探したけれど、何もない。しょうがないので、Albertson’sとMcDonald’sのあるプラザでMcDonald’sがあくまで待つ。マックで朝食を食べる間、目指していたキャンプの場所を調べたりする。ここに来るまでに何度かきにょんにキャンプ場があるのかどうか確認したが、きにょんは簡単にとまる場所が見つかると信じていたみたい。とにかく最初に考えてたキャンプ場Morro Dunesの場所を調べ、そこまでいく。オフィスは朝8時半まで開かないけれど、事務所の人はすでに来ていたのでサイトがあいてるか調べてくれる。No。全部フル。キャンセルもなし。なので、別のキャンプ場をあたれという。そこですぐ隣にあるキャンプ場、Morro Strandをチェック。まだ新しいキャンプ場なので、本にものってなかった。見てみるといくつかサイトがあいてる。設備は悲しいものがあるけれど、とまれるだけでも悪くない。この時点で私たちは「とにかく、ゆっくり眠りたい」モードにはいっていたから。オフィスが開くまで40分ほどあったので、キャンプ場の目の前の道にRVをとめて仮眠をとろうとする。眠れない。ひっきりなしに車が通るし、その前の警察官訪問のことが頭にあるから、常に「誰かくるのでは?」と妄想意識がはいってる。疲れと睡眠不足のせいだとは思うのだけれどね。結局、一睡もできずに朝8時になり、オフィスにサイトの空きを聞きにいくと、何もないという。念のため、キャンセルがあれば連絡をくれと携帯番号を残していく。

さてどうしようか、と考えてState Parkをめざす。ここのState Parkは来たもの順にキャンプサイトをあてがっていくので、下手するとキャンプサイトがもらえないかもしれない。入り口に着くとすでに人が6~7人ならんで待っている。早速私たちも並んでサイトの空きをまつ。30分ほど並んだ結果、なんと、私たちの目の前の人で空きキャンプサイトがなくなってしまった。とほほほほほ。もうこの時点できにょんは自分をせめまくってるし、疲れてるし、どこへいっても受け入れてもらえないし、で、まさに「二人は逃亡者」の世界。「あぁ、世間はなんて冷たいの。ルルル…。(爆)」そんな気分になってしまう。またしてもAlbertson’sの駐車場に戻り、近くのキャンプ場に電話をかけまくる。全部フル。この時期、週末に予約も入れずにMorro Bayへ来るバカとは私たちのことだ。せっかくきにょんは私たちの思い出の場所であるMorro Bayへ、Taxを終わらせた私を連れてきて喜ばせようとがんばって計画してくれていたのに、なんとも悲しい結果に。Morro Bayにいてるのに素通りしないといけないとは…。こうなったらしょうがない、このままSan Benitoに行こうかとTTへ電話して予約をいれる。ところがSan Benitoまでの距離はMorgan Hillまでとほぼ同じだとわかったので、結局、最後の最後にMorgan Hillまで行こう、ってことになる。たはは。

その2へ続く

2005年7月12日

パンの生地の気持ち?

Sharp-shinned HawkActonにて
このところ毎日とても暑い。昨日も温度計が111度(43.8℃)になってた。きっとこれは本当の気温よりも高く表示されてはいるとは思うけれど、でもいつもより暑いのは確か。いつもならせいぜい103度(39.4℃)ぐらいだからね。なので、エアコンをかけていても窓から外の熱が伝わってくる。暑いのはあまり気にならないけれど、これだけ暑いとRVへの影響やRVの中に置いてあるものへの影響が気になる。先日見た雑誌に「夏の間は食中毒に注意!」と書いてあった。そうだよなあ。日中は「パンの生地が発酵してる時ってこんな気分かな~」と思うことがよくあるもの。もわっと暖かく、雑菌が繁殖するには適温っていうのかな。なので、なるべく食べたらすぐに食器を洗うとか、こまめに除菌ティッシュできれいにするとかしないといけないみたい。私たちの場合、少しずつ免疫ができてきてるのでは?などと思ってしまう。だって、時にかびが生えてたようなパン食べちゃったりしたもんね。

ここ2~2日、3匹のHawkが一緒にいるところを見ない。いつも1匹か2匹。今日は1匹が朝から必死な様子でないている。もう一匹は遠くの方に飛んでいるのが見えた。ひょっとして、仲間の一匹は巣立っていったのかもしれない。毎日彼らの様子を見るのが楽しかったのだけれど、暑さが本格的になれば、もっと涼しい場所へ移っていくのかもしれない。もっと写真をとっておけばよかった。

2005年7月 5日

July 4th ウィークエンド

Sharp-shinned HawkActon(TT)より
6月29日にActonに戻ってきた。やっぱりこちらは暑い。Rancho Osoでは寒かったのがうそみたい。あっという間に日焼けもしてしまった。やばい。7月4日にむけてすでにサイトが埋まりつつあって、きにょんは気に入る場所が見つけられず、結局下水のついてない場所で日陰になるところにRVを設営する。私たち二人だけなら、多分2週間大丈夫でしょう。

と思ってたら、元ルームメートのジョンとデビー夫妻から連絡があり、7月2日~3日にかけて子供をつれてとまりに来たいという。食事は全部自分たちでもってくるというし、楽しそうなのでOKしたところ、直前になって下水がいっぱいなことが判明。急いでDumpしにいく。

ジョンたちがいてる間は楽しかった。BBQでピザを作ったり、パーク内の釣堀に釣りにいったりなど。きにょんも仕事のことを忘れてのんびりすごせた。ジョンたちがいてる間に、RVの周りでよく聞こえてたピーっという鷹の鳴き声も何かわかった。多分、Sharp-shinned Hawk それか Cooper’s Hawkのどちらか。3匹でいつも遊んでいるのだけれどどうやらまだまだ子供みたい。今度、飛んでる時に尻尾をチェックしないと。

July 4thはポールとニッキーの家でBBQだった。みんなでいろんなものを持ってきて、どれもおいしい。彼らの家にはプールがあるので、食後は泳いだりスキューバダイビングして遊ぶ。疲れたら、二人の撮影してきたスキューバダイビングのビデオを観賞。今回はジンベイザメを見に行った時のテープを見た。あまりに大きいから、ゆっくり泳いでるように見えても、実際にはついていくのがやっとというぐらい早いスピードらしい。へええ。そして、夜は近くのダムへ花火大会を見に行った。いつもなら7月4日は、私達が花火の打ち上げの準備してる側だから、こうやって花火を見るのは不思議な感じだな。一日中働かなくっていいのは楽だけれど、あの、花火を真下から見上げる感覚は「花火師の特権」って感じで、一般の人には味わえない醍醐味だから、こうやって遠くから見る花火は少し寂しい気がする。