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2006年9月29日

Wilderness Lakeのキャンプ場

Wilderness Lake (TT) より
アオミドロ運河昨夜、日が暮れてからキャンプ場に到着したので、朝のコディオの散歩をかねてキャンプ場内を歩き回ってみた。朝の空気は牛のニオイがしなかったので、ちょっとホッとする。(ひょっとして、慣れてしまったとか?) 芝生はフカフカだし、ゴミはおちてないし、子供達の遊ぶところがいっぱいあって、昨夜のイメージよりはかなり良い感じ。レンジャーもフレンドリーだし。そして何よりもGreat Blue Heron、Night Heron、Snowy Egret、Canada Goose、various ducksなどの鳥がいっぱいいてるのがうれしい。ただし、運河と呼ばれてるのはアオミドロのちょっと避けて通りたくなるような色をした水だった。う~ん。ここでとれた魚を食べてもいいもんかどうか、ちょっと心配。ちなみに、キャンプ場の注意書きには「運河で泳いだり、リモコンボートで遊ばないでください」ってあるんだけれど、大丈夫、きっと誰もアオミドロ運河で泳ぐ勇気はないと思うわ…。

おっちゃんとナマズ 夕方の散歩では、Fish Cleaning Station(釣った魚をさばく場所)のそばを通ったのだけれど、Night Heron(ナイト・ヘロン=ゴイサギの一種)が数匹、おこぼれに預かろうと待っていた。ふと見ると見知らぬおじさんが30センチほどあるナマズを2匹、さばくためにやってきたぞ。グ~ッド・タイミング!ナマズを見るためにおじさんに近づくみにょん。まわりの鳥達もうれしそうにおじさんに近づいてきてた。何ナマズかわからないけれど、思った以上にヒゲが太い!それに釣ったばかりで超元気なのか、魚をさばく台から飛び跳ねてた。ん~、まさに「採れとれ、ピチピチ」状態。食の対象としてのナマズは、みにょんの好物ではないのだけれど、南部の方から来た人はナマズ好きな人多くって、Cone Meal(とうもろこしの粉)にまぶしてから揚げにしたりして食べるのよね。

魚のワタはゴミ箱へ
鳥にはあげちゃダメだよんキャンプ場全体を見てみて、「これなら1週間ぐらいは滞在してもいいかな」と思えるようになったかな。釣りは無理かもしれないけれど、鳥達をみてるだけでも楽しいしね。それに、この辺りのガソリンがロスに比べると非常に安い。なんと、1ガロン$2.49のガススタが至るところにあるのよね。それはとってもナイス。それと、このキャンプ場は平坦で、大きな木がサイトまわりにあまりないので、衛星がとっても入りやすいのもプラス1ポイントって感じね。

あ、そうそう、牛好きのコディオなんだけれど、お隣の酪農農家に山ほどいてる牛たちはあまりにも遠くに見えるので、おもしろくなかったみたい。彼なりに牛を見ようと努力したけれど、とっととあきらめてた。やっぱり運転中の車から間近に見るほうがエキサイトするみたいね。

ゴイサギ・3パターン
赤ちゃん ゴイサギ・3パターン
若者 ゴイサギ・3パターン
大人

2006年9月28日

RV移動日 要・渋滞チェック

TT Acton → TT Wilderness Lake
今日は移動日だった。午後一番で用事があったので、結局出発は夕方近くのラッシュアワー真っ最中って時間になってしまった。案の定、出発してすぐに渋滞にまきこまれ、そのまま約5時間近くかかってキャンプ地に到着した。(本当だと3時間弱のはず)。私達が前もってちゃんとリサーチしてなかったのが悪いのだけれど、途中通過したフリーウェイで大規模の工事が行われてて、それに通勤ラッシュも重なってすごい状態になってたみたい。Thousand Trails (みにょんこ一家がメンバーになってるRVキャンプ場ネットワーク) のウェブページを見たら、「フリーウェイ工事中なので、避けて通るように」との注意書きが出てた。たはは。しかも、フリーウェイをおりてからも指示通りの道を行くとまた工事中で迂回のサインが出てる。はぁ。どこもかしこも工事中で、このあたりはきっとあっという間に開発されて大都市になっていくんだろうなぁ。

今回やってきたのはWilderness LakeというRiversideエリアにあるキャンプ場。他のRV仲間からは賛否両論の評価があるキャンプ場で、実はみにょ・きにょ二人ともここへ来るのにあんまり乗り気でなかった。他のキャンプ場のように森の中、湖のほとり、海辺などの自然の中にあるわけでなく、だだっ広い平原の中に突然このキャンプ場がポツンってあるのよね。そしてなんと、なんと、おとなりは酪農農家で見渡す限りの牛・牛・カウ・モー。ということは、ハイ、もうわかりますね。ヒジョーに臭い!どうしてこんなに臭いニオイの中、みんな普通に生活できるのかわからないってぐらい臭い。着いたその場ですでに、「早々に他のキャンプ場へ移ろう」と合意するみにょ・きにょでした。

ここのキャンプ場の目玉は、キャンプ場内を運河が流れてて、RVのまん前で釣りができるってこと。運河ではナマズが取れるらしい。着いたのはもう真っ暗になってからだったので、キャンプ場内の様子はいまいちわからなかったけれど、とりあえず運河に面したサイトを見つけてRVを設営。ひょっとして2~3日で移動するかもしれないから、電気と水道だけつなげ、下水はまだつなげないで様子みることに。

見渡す限りの牛 牛・もぅ~・もっと牛・んも~ ニオイが問題ね

2006年9月27日

じっとがまんのバナナブレッド

バナナブレッドActon (TT) より
昨夜、ずっと作りたかったBanana Bread(バナナとナッツの入ったパウンドケーキのようなもの)をついに作った。バナナが十分に熟するまで毎日「もうちょっとだけ待とう」ってがまんしてたので、うれしい。でも久々だし、RV のオーブンにはまだ慣れてないので、どうなることやら。

昼間にオーブン使うと暑いので、夜になるまでまつ。8時半ごろから準備をはじめて9時過ぎに焼き始める。手順を忘れちゃったかなぁ?と思ったけれど、ちゃんと覚えてるもんだ。バナナは待った甲斐があって、とぉっても甘くてトロ~リしてるぞ。そうなのよね。ほんのり甘くおいしいバナナブレッドを作るには、バナナの皮が茶色くなって、「こりゃ、もう食べれないな」って思うぐらいまで辛抱強く待って、そういうバナナを使うのがコツなのよね。

うっかりしててクルミを買うのを忘れてたので、ピーカンを使った。ピーカンは熱したらなんだか妙に柔らかくなるのでちょっと苦手。でも何も入れないよりはましだもんね。バナナブレッドを作りながら、「Comanche Houseの頃はこうやってバナナブレッドを焼いたり、パン焼いたり、ブラウニー作ったりしてたよなあ」って懐かしくなっちゃった。

焼きあがるまで1時間。だんだんバナナブレッドのいい匂いが充満してきて、もうそれだけで幸せな気分。オーブンの温度がちゃんと安定してるか心配だったけれど、なんのなんの。出来上がりはなかなかいい感じ。外がカリッとしてて、なかはホワホワしててね。きにょんにお試しで一切れあげて、自分も一切れ食べてみる。そしたらあんまりにもおいしいんで、また一切れずつお互いに食べる。ふと見ると、すでに作った分の1/3ぐらい食べちゃった。たはははは。でも焼きたてのバナナブレッドって本当においしいんだもん。

今朝の朝食は早速バナナブレッドをちょっと贅沢に大きめにきって、思う存分楽しみました。一晩たって、ちょうど良い具合にしっとりしてるよ。むふふふふ。次はちゃんとクルミを使っておいし~いのを作るぞ!

明日は別のキャンプ場へ移動する日。Santa Barbaraへ行こうかと悩んでいたのだけれど、キャンプ場からそれほど遠くないところで9月はじめからの山火事がまだ続いているので、きにょんと話し合った結果、南へ下ることにした。Wilderness Lakeというキャンプ場。目の前の運河でナマズ釣りなどができるらしい。では、釣り道具の手入れしておかないとね。そこは初めて行くキャンプ場なので、ちょっとドキドキ。どんな場所か、また報告しま~す。

2006年9月25日

今日のゲスト パイロット・カエルくん

巨大みにょロボの操縦士Acton (TT) にて
夕方の散歩で芝生の上を歩いている時、カエルを見つけた。小さいガマガエルって風貌で芝生の上をピョンコピョンコしてたので、思わず手にとってみちゃった。すると、どんどん腕をあがって、しまいに肩のところまで登ってきて、そこでじっととまってリラックスモードに入っちゃったんだよね。なんか、すごく快適そうにしてるんで、そのまま散歩の続きをすることに。みにょんの気分はまさに巨大ロボって感じよ。

しばらく歩き回ってると、パイロット・カエルは巨大みにょロボの操縦をあきらめて、肩から飛び降りたんだけれど、せっかくだから記念撮影するため家につれて帰ってくることにした。(またかよって? 爆)

跳ねるのが得意です写真撮影は大変だった。とにかく元気がよくって、あちこち跳ね回るからきにょんに協力してもらってなんとか数枚写真がとれた。もちろん写真の後は、もとの芝生のあたりに戻してあげといたからね。夏のはじめにキャンプ内を流れる小川でおたまじゃくしを見て以来、カエルを見たかったから、今日はラッキーデー!

と、思っていたら、ディナーの準備中にとんでもないことが起きた。夕食はLamb(子羊)を食べようってことになって、きにょんがパッケージをあけたところ、「くさい!」っていって首を傾げてるのね。そりゃ、羊は少し匂いがあるとは思うけれど、臭いってのはおかしくない? なので、きにょんが手渡してくれた羊肉を私もにおってみたところ、信じられないくらい臭い!鼻がまがるってのはこういうニオイじゃーっ!!ってくらい臭い。なんて言うのか、たんぱく質の腐った匂いがする。だけれど身はきれいな状態だから、わけわからず、とりあえずくさい肉をジップロックにいれ、鼻をつまみながらこの肉を購入したマーケットにに電話したところ、持ってきてくれたら交換するといってる。

25セントと同じくらいの大きさせっかくのディナーが台無しになったので、あらためて違うものを料理する気にもなれず、結局外食してしまった。そして、問題のスーパーへ臭い肉を届けにいって店長を待っている間に「販売期限 8月17日」ってなってることにきにょんが気がついた。「みにょ、8月17日って、1週間ぐらい前だっけ」と、すっとぼけたことを聞くきにょん。違うって、8月17日は1ヶ月と1週間前だよ 涙・(T_T)

これできにょんの怒りマックスモード。1週間前でもイヤなのに、なんで1ヶ月以上も前のものが店頭に並んでるんじゃー!と火を噴くいきおい。でも、店員さん及びに店長の対応がとってもナイスだったので、なんとかその場は火吹き魔人・きにょ~んの出現とならずにすんだ。新しく羊肉をくれたんだけれど、みにょん、ちょっとトラウマ入ってます。今、羊、みたくありません…。

2006年9月24日

Geo改造計画 ステップ1

白く、美しくかつ機能的に変身Acton (TT) より
おとついの夕方、うれしい電話がはいった。「Geo改造計画 その1」である特製ハードトップができたとの連絡だった。インストールしてもらうには、彼らのショップのあるガーデナ(Gardena)まで行かなきゃいけない。ガーデナは今私達がいてるところから南下して、空港を超えてさらに南にいったあたりの地域。Actonからは軽く1時間半はかかる。なので、昨日は朝早くに起きて、みにょ・きにょ・コディオそろって出発。

少し早めに着いたのだけれど、ちょうどタイミングよく先にきてた人のインストールが終わったところだったんで、Geoも早速、改造手術(?)を施してもらう。約30分ほどで、タラ~ン!白一色になった新・Geo(改造バージョン1.0)ができました☆ 運転してみると、隙間風ははいってこないし、少々スピード出しても会話したり、ラジオを聞けるぐらい車内が静か!うれしぃ~ん♪これで、冬になっても寒くないぞ!ニコニコ現金払いをしたら、税金分を割引してくれた。ラッキー。

ところで、Gardena地域には日系の企業の支店がいっぱいあって、そのため住んでいる日本人の数も圧倒的に多い。したがって、日本食レストランもいろんな種類が揃ってるし、日本のマーケットも大きい。きにょんのお気に入り焼き鳥レストランも近辺にある。みにょ・きにょがガーデナや隣のトランスなどの地域に来るのは1年に1度ぐらいしかないので、このチャンスにいろんなおいしい食べ物を食べようと密かに計画してたのに、朝、あせって出発し、いそいでブレックファストを食べたのがまずかった。昼をとっくに過ぎてもおなかがすかない。しかも、ガーデナ近辺の地理にはうといみにょ・きにょなもんで、時間つぶしもままならない。助けを求めようと思いつく限りのガーデナ通の友達に電話してみるけれど、誰もつかまらないっ。やばいぞ、みにょ・きにょ。どうする、これから?

結局、日本のスーパーで買物して、なんとかおなかのすいてきた3時ごろにラーメン食べて帰ってくるはめに。しかも、ラーメン屋ではまだディナーの時間ではないから、と揚げ物メニューはオーダーできなかった。かにクリームコロッケ、食べたかったなあ。まったく、二人でおいしそうな料理を見つめては、断腸の思いで焼き鳥その他もろもろの料理をあきらめて帰ってきました。次は、きっちりおなかすかせて攻めに行くぞ、と固く心に誓う二人でした。

2006年9月22日

気になるあいつ

マグロおんり~手巻き寿司Acton (TT) より
今夜は、簡単手巻き寿司。何が簡単って?それは具になるお魚が1種類しかないってことで~す。だから、何を巻こうか悩む必要なしね。← こういう意味の簡単ってのはサビシー (T_T)

とりあえず以前買っておいた冷凍のマグロを解凍する。そしてパントリーを探しまくって、具になりそうなものをかき集める。干ししいたけは甘辛く煮ておく。野菜は何があったっけ??シソ、かいわれ、きゅうりね。ま、なんとかなるでしょう。本当はツナ缶があったんだけれど、ツナマヨの手巻き寿司したらきにょんが嫌がると思うので、ここは控えておこう。

マグロを先日日本でゲットしてきた包丁でサクサクっと切ってみる。おぉぉぉ!素晴らしい!切れる包丁だとこんなにも美しく楽に切れるのね! まるで「マグロの解体ショー」のお兄さんになった気分よ♪

気になる謎の動物マグロは冷凍だったけれど、悪くない味でした。でもマグロばっかで寿司食べるのもあきちゃうもんだよねえ。あ~ぁ、日本で売ってるような刺身の盛り合わせが手軽に買いにいけるなら、手巻き寿司も楽しくなるんだろうけどなあ。南から北、北から南の旅生活じゃあ、ちょっと無理よね。

ところで、これは先日買い物にいったベトナム系のマーケットで発見したもの。パッとみて、熊?かと思ったんだけれど、よ~く見てみるとネズミみたいな気もする。でもふと見方をかえるとビーバーにも見えてきた。さらにはラッコに間違いないな、などとも思ったり。というのも、写真じゃわかりづらいけれど、「TARO CHIPS」と書いてあるシールの横あたりの形状がラッコの手のようになってるんだよね。今、みにょんこの仕事場の机においてあるんだけれど、なんだか気になってしょうがない。なので、肝心の味の方はいまだわからずの状態。あ、ちなみに赤いふたの部分は持ち手がついてるので、食べきった後はちょっとしたオモチャやお菓子入れに大変身できるのよね。今週末にでもそろそろ食べてみるかな。

2006年9月21日

Geo改造計画

Acton (TT)より
みにょ・きにょが近所を走り回るのに使ってるのはGeo Trackerという小さい四駆の車である。1994年生まれなんで、かれこれ10年選手なんだけれど、まだまだがんばって走ってくれてる。ただ走行距離も16万マイルをこえたし、ドアハンドルが壊れたり、カーペットが古くなってきたり、と年齢には勝てない情況になってきたのも事実。このGeoをどうしようか、ここ半年ほど、みにょ・きにょはず~っと悩んでたのよね。

お金をかけて現状維持するようにし、Geo Trackerになるたけ長く乗っていくのか、それともまだ市場価値のあるうちに売って、もっと燃費のいい四駆に乗り換えるか。結構真剣な問題だったのよね。確かにGeoは小回りきくし楽しいけれど、不便な部分もあるしね。かといって、乗り換えるなら何の車ってのも特になかったので、ついつい決定をのばしてた。

この情況を変えたのが、1ヶ月ほど前の夜のこと。食料品の買出しをおえて、山ほどある食料をGeoにつんでいたきにょんの横に1台の車がとまった。運転していた女性はキャンピングカーを持っているらしくって、そのキャンピングカーで牽引していくのに便利な小型の車、つまりGeo Trackerを探しまくっていたらしい。どこでも売ってると思っていたのに、小型の四駆ってのが人気らしく、なかなか手にはいりにくくなってるらしい。その女性は、うちのボロンチョGeoに「6000ドル出す!」といってきた。その場は「考えさせてくれ」といって別れたのだけれど、これがまさに私達の気持ちを後押しすることに。

そう、Geo Trackerがこんなに人気なのなら、別の車に替えず、きちんと壊れてる箇所は修理し、なおかついろいろ今までつけたかった機能も追加しちゃおう!という状態にきにょんがなったのは当然のこと。

まずは何かと頭痛の種でもあったソフトトップをハードトップにすることに。前々から目をつけてたウェブページで早速オーダー。約2週間ほどでできあがるそう。それから壊れていたドアハンドルとヒートセンサーも修理した。次はどうやら車軸を改良したいらしい。そしてその後は車高をあげて、それから次は…。

気がつくと、きにょんはいろんな計画をたててるよう。どうやらこのGeoこんなGeoに改造し、とてつもなくアウトドア仕様にするつもりらしい。どぇぇ?これって、何のためよ??ん?きにょん??どうやら先週見たExtreme 4WD Challengeとかなんとかいうテレビ番組の影響みたい。いったいどうなっちゃうんでしょ、うちのGeoくん。

速報・Matheus Crestの写真

先日お知らせした通り、きにょんがジェフTと一緒にせめたMatheus Crestの写真ができました。空は雲ひとつない晴天で、楽しんでる二人の様子が伝わるといいです。

結構たくさんあるので、Globalhopperの方でアルバムにしてあります。写真をご覧になりたい方は下のリンクからどうぞ。

Matheus Crestの写真

2006年9月16日

懐かしの味はいづこへ

今朝からSanta Anaの風が吹き始めた。毎年、秋ごろになると砂漠からの乾燥した空気がロサンゼルスの方へ吹き込んでくる。それをSanta Ana Windsと呼ぶのだけれど、とてつもなく強い風なのよね。瞬間スピードは90m/h(時速145km)ほどあるんじゃないかな。この風が吹くと、いたるところで木が折れたり、山火事が起きたりするので要注意なのだ。みにょ・きにょもこの週末はRVの修理やメンテナンスをしようと思ってたけれど、ちょっと無理だね。

昨夜ちょっとショックなことがあった。焼肉が食べたかったみにょ・きにょはインターネットで検索し、少し離れた町までいくと、どうやら日本食のレストラン、それも焼肉と思われる店があるとわかり、車をとばして行ってみた。残念、それは牛丼屋だった。でも、あたりを見回すといろんなレストランがあったので、ホッとする。

何を食べようか悩んだあげく、Long John Silverの看板が見えたので、懐かしさもあって、LJSで食事することにした。なぜか、KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)と店が一緒になってるのが気になったのだけど…。

みにょんが小さいころ、家から一番近くにあるショッピングモールの中にLong John Silverがあった。考えれば今から30年近く昔の話で、まだマクドナルドすら見たことがなかったのに、なぜかLong John SilverとDaily Queenがあった。で、記憶にあるLJSの店内は、まるで船の中にいるような薄暗く、木のテーブル、インテリアも船関係のものだった。そして、Fish & Chipsをたのむと、カリカリの揚げ玉を一緒にたくさんトレーの中にいれてくれるんだけれど、その揚げ玉がおいしかったのね。みにょんこの家族はみんなLong John Silverが大好きでよく食べにいってた。そして、10数年前にアメリカに来た時、LJSの看板を見て、「いつかは食べてみたい」と思い続けてきたんだよね。

結果。記憶にある美味しい食べ物って、ほぼ90%の確率で二度と食べることができないのね、ということがわかった。KFCと同じ店舗内にあるってので嫌な予感がしてたんだけれど、やはりあたってた。食べた料理は全部ケンタッキーの味がする。ぜ~ったい同じ油で調理してんじゃないの?って思うぐらい。(んで、きっとそうだと思う)そりゃ、記憶どおりの味が出てくるとは思わなかったけれどさ、「こりゃないぜ、ベイビー」状態。結局、フィッシュを1つ食べただけで、後はきにょんにあげちゃった。かなぴ~。もうあの味には辿り着けないのね。しくしくしくしく。(T_T)

2006年9月15日

考古学をかじってみる

Capule RockActon (TT) より
今朝は早くおきて、きにょママの考古学のリサーチに同行した。今滞在中のActonからそれほど遠くない所に、このあたりに住んでいたアメリカン・インディアンの遺跡がいくつもあって、きにょママの通ってるカレッジの考古学の発掘クラスでも使っている。きにょママは考古学のクラスを教えてるドクターEから「アシスタント」として認められてて、新しい遺跡を先だって調査したり、資料を整理したり、などなどいろんな手伝いをしている。

今回はCapule Rockと呼ばれる、人工的につくった丸い穴がいくつもある大きな岩を確認しにきた。このCapule Rockって何に使われていたかわからないけれど、遺跡がある箇所でいくつも発見されてる。私たちが行った遺跡は数年前にカレッジのクラスで使ったところなんだけれど、今は草ボーボーで牛がモグモグ草を食べてるような状態。ガラガラヘビが出るかもしれないので、棒で音を立てながら辺りを歩き回る。

ヘビの抜け殻 お金持ちになれる?目当てのCapule Rockはすぐに見つかった。きにょママは写真をとったり、GPSを使って正確な位置を確認、石にほられた丸い穴の数を数えたりして忙しい。なので、みにょんは辺りをさらにウロウロして何かないか見てまわったところ、大きな蛇の抜け殻を見つけた。多分、ガラガラヘビだと思うけれど、まあきれいにツルんと抜けたもんだなぁ。先日の羊まる食い蛇(6メートルのニシキヘビ)が脱皮したら、ものすご~い状態になるんだろうな~と想像して、ちょっと怖くなる。みにょんの弟、フラットくんはその昔、遊びに行った先で蛇の脱皮した皮を発見し、「蛇の皮を財布にいれとくと、お金がたまる」という迷信(?)を信じて、皮まるごと財布にいれてたことがある。多分、彼は今もその蛇皮を持ってるはず…。

岩の調査は素早く終わったので、きにょママが別のCapule Rockや古い小屋などのまわりにあるものを案内していってくれる。モグモグ草を食べてたカリフォルニア・ハッピー牛たちは、私達の動向を静かにかつきっちりと見守ってたのだけれど、私達が近づくと次々に別のエリアに向けて逃げ出していった。「スタンピード!」とかいって笑ってたら、背後の丘の上から「んモ~ぅ!」という鳴き声がするじゃない。振り返ると、丘の上にいて逃げ遅れた1頭が必死に他の牛達においつくため、小走りで丘をおりてきてるじゃない。しかも、私達めがけてまっしぐら状態。うかつに動くと本当に正面衝突しかねないので、その場にじっと立って、はぐれ牛ちゃんの様子を見守る。私達からほんの2メートルほど離れた所を走りぬけ、なんとか他の牛達に追いついて、めでたしめでたし、でした。

恥ずかしい…。 あの人ら、何してるんやろ? きゃ~!おいてかないでぇ~!

2006年9月14日

昼間のフクロウ

昼間のフクロウActon (TT)より
今日は空全体が雲に覆われていて、太陽が見えないからかすごく寒い。お昼前にコディオの散歩にいったのだけれど、フリースとウィンドブレーカーの2枚ジャケットを着てもまだ寒かった。もう一気に真冬の気分。いやだよぉ。せっかく夏であったかいと喜んでいたら、気がついたら朝晩は寒い季節になってるじゃない。はぁぁ。どうして年中Tシャツですごせる気持ちい気候じゃないんだろ。

今日のメインプロジェクトは食料品をいれておく棚の整理。なんだかはじめたら収拾つかなくって、一時はどうしようかと思ったけれど、夕食前にはなんとか必要なものは棚に戻すことができた。ほっ。気がつかないうちに、棚の奥に「いつかは使おう」と取っておいた食料が結構たまってたんで、この機会に思い切って処理しちゃうことにした。

それにしても、みにょんこ一家は食べ物のためにかなりのスペースを使ってる気がする。コマンチハウスにいた頃とかわらないぐらいの量の食べ物だもんなあ。普通、人はどのくらいのスペースを食料置き場に使ってるのかな?

散歩の帰り道、RV友達のところで話してたら、フクロウが目の前の木にとまってるという。そして見に行ったら本当にいた。わお。なので、写真をパチパチとる。あまり大きくないので、何フクロウなんだろう?明日きにょママと会うから、聞いてみてもいいよね。フクロウを見るのはいつも夜なんで、写真を取るチャンスがなかなかなかったので、今日はラッキーだったね。

フクロウ 9月の空

2006年9月13日

しあわせのオレンジジュース

オレンジの山Acton (TT)より

今日のメインプロジェクトは、またもやオレンジジュース!週末、きにょママの家に寄った時に、庭に生えてる(今年は)超あま~いオレンジをもらってきたのよね。今回は私もオレンジの収穫を手伝ってきたよ。長い柄のついたオレンジピッカーで木の上のほうになってるオレンジをいくつもとってきました。お手伝いをしたので、いただいたオレンジの量も前回の倍!これはたくさんオレンジジュースが搾れるね。

一つ一つきれいに洗って、余計な枝とかを取り除く。それから半分に切って、手で搾っていくんだけれど、なんせ40個はあろうか、というオレンジの山。搾れどしぼれど、オレンジ山はへらない。大きなピッチャーが満杯になっても、まだたくさんのオレンジが残ってるよ。

こうやって1つ1つ手で搾りま~す途中、休憩しながら結局2時間かかって全部のオレンジをジュースにすることができた。ふぅ~。なんと、びっくりのピッチャー2つ分のオレンジジュースがとれました。一つは冷凍しようと思ってたのに、容器が冷凍庫に入らない!残念。というとこは、毎日ゴージャスにオレンジジュースを飲まなきゃ!んま!なんて贅沢なんしょ。ふふふっふふ。

今日の夕方の散歩は楽しかった。鷹を何羽も間近で見れたし、それにきにょんが大きなバッタ(Grasshopper)を見つけてくれた。全身きれいなうす緑色で、後ろ足だけが濃いピンク色をしてるとってもきれいなバッタだった。

うちの英語ブログはGlobal Hopper。Hopper同士これも何かの縁と、うちまで連れて来て記念写真をとることにした。両手でそっともってると、指の隙間から「フンガフンガ」と出てこようとする。なんだか、バッタらしくないのでおかしくなる。そういえば、この「ふがふが」するのって何かに似てる…。あ、そうだ姪のチャルちゃんの愛ハムスター・リーちゃんを両手で持つと、同じように指の隙間から出てこようとして「フンガフンガ」するんだよ。

元気なバッタで、写真撮影の間もじっとしててくれない。そこら中飛び回るし、ピョンピョンはねるし。それでもなんとか数枚写真をとって、「さあ、逃がしてあげるね」と言った瞬間、私の手から跳ねてどっかへいっちゃった。

間違って踏み潰しちゃったらかわいそうだし、コディオが先にみつけたら、鼻でギューしてつぶしちゃいそうなんで、きにょんにも手伝ってもらっていろんな所探したのに見つからない。「ああ、かわいそうなことしちゃった」と思ってたら、なんてことない、すでにドアの網戸にはりついて、「外だせ~!」とうろついてた。ほっ!よかったぁ。外にだしてあげたら、元気にどっかとんでいったよ。

チャームポイントはピンクの足 きれいな緑のバッタ

2006年9月10日

胃の限界に挑戦!の巻

Acton (TT)より
今日は楽しみにしてた飲茶の日。昨夜からしっかり「食べすぎ」に対する傾向と対策をし(つまり、前夜ディナーは軽めにってことですね)、しっかり睡眠もとり、万全のコンディション♪ コディオはきにょママの家でお留守番。かわりにきにょママが一緒に飲茶参加で、めざすはチャイナタウン。

道はすごくすいてて、10時前に店についちゃう。約束の時間には早すぎたけれど、参加者、Yちゃん&T君が連絡を受けて早めに来てくれたので、10時半前には「団子・ニワトリの足・チャイニーズブロッコリー・その他モロモロなんでもこい!」状態になったのである。

本当はあと2人友人が参加するはずだったのに、直前キャンセル(理由は追記をみてね)。結局、5人で飲茶になったけど、きっちり飲茶に備えて体調を整えてきた私達の胃は予想以上に大活躍。「もう苦しい~」と言い出してからもさらに3皿追加して、デザートのマンゴプリン、カスタードパイ及びゴマ団子まできっちり完食しきったのでーす。

気になるお値段は、チップもいれて一人20ドル以下でした。スタートした時間がいつもより早めだったので、私達が食べ終わる頃に品数が増え始めたのはちょっと悔しかったな。Yちゃんがずっと食べたがってたエビ料理も、最後の最後になって登場したんだよね。次回はやはり11時ごろに食べることができるよう、時間調整して行くようにしよう。

帰ってきてからも、満腹状態は続き、みにょ・きにょともディナーはパスでした。人間って食いだめできないかと思ってたけれど、案外、可能なのかもしれない。

今回参加予定の友人2カップルのうち、もと一緒に仕事をしていたJ君とその彼女のCちゃんは、直前キャンセルになってしまった。というのも、前夜、J君の誕生日祝いにとアルコール関係を大量摂取した結果、今朝の時点で「今運転するのはヒジョーに危険」というぐらいまだ体内アルコール度高し!の状態で、まして飲茶の摂取などはまわりの人間にも危険が伴う可能性あり、との連絡があったから。

このカップルはまだ20代半ばなんだけれど、レストランへ向かう車の中で思わずきにょんと、「ねえ、二日酔いになるぐらいベロンべろんに酔っ払ったのって、いつが最後だっけ?」と語り合ってしまった。「そんなに飲めるのって、若い証拠だよねえ…」って変なところで感動してしまったよ。

みにょんの場合、最後に泥酔したのは、渡米して間もない頃、きにょんと初めていった彼の友人のパーティなのである。「みにょんがつられゲロリーヌになった夜」として、みにょ・きにょの間では伝説になっている。そう、それはかれこれ10年も前の話…。若かったよな、あの頃… ← 遠い目。今は適量を適度に飲むようになった熟年のみにょ・きにょ。でもおいしくお酒を楽しむにはそれが一番だよねっ!?

これに懲りずに、次の飲茶パーティには参加してね、J君&Cちゃん。

2006年9月 9日

ハリウッド的岩山

ハリウッドご用達の撮影地 スタートレックの撮影もここで 撮りどころ満載

岩の上で誇らしげなコディオActon (TT)にて
おとついYosemiteからロスへ戻ってきたのだけれど、結構無理して長距離ドライブをしたからか、きにょんもみにょんもお疲れモード。だけど、ロスにいるのは1週間ほどなので、この週末は出来ることしなくっちゃね。

今朝はのんびりスタート。コーヒーのんで、メールチェックしてたら、あっという間に昼に近い時間になっちゃってた。このままのんびりしててもいいけれど、せっかくなので、ここActonのキャンプ場から近いVasquez Rockへ行こうという話しになる。

Vasquez Rockとはウェハースみたいな大きな岩がなぜだか斜めに突き刺さってるようになってる岩地なんだけれど、面白い景色だからか、いろんな映画やTVショーの撮影に使われてる。例えば、スタートレック、フリントストーンなど。

Vasquez Rockは思ってたより小さいし、フリーウェイから見るほど凹凸のある地形でもなかった。でも、不思議とがっかりしない。それよりも岩の形が面白いので、見てるだけでも楽しい。岩のすぐ横まで車でいけるし、岩の表面がまるで撮影セットで作ったみたいな色してるのもあって、「こりゃ映画の撮影にはぴったりだね」と妙に納得。

見てるだけではつまらないので、きにょん、コディオと岩の頂上まで登ることにした。アドベンチャー男のコディオは岩の隙間をジャンプするのを怖がったけれど、何とかクリア。だけれど、頂上近くで、私とコディオは待機することに。きにょんはその場にいた女の子が頂上まで行きたがってたので、彼女をつれて上までいった。

しばらく話した後、おりることに。コディオは一箇所怖がって、おりれないところがあったんだけれど、私が下から、きにょんが上からサポートしてなんとかおりることができた。泣きそうな顔して震えてたけど、がんばったよね。後でコディオの爪チャックしとかなきゃ。今はきにょんもコディオも疲れて寝ちゃったよ。

明日は、仲良し友人やきにょママも一緒にチャイナタウンへ飲茶しに行ってきま~す。飲茶は久々なので、今から要・ヨダレ&食べすぎ注意って感じよ♪

おとんとなら何処までも 不思議な岩たち 作り物じゃないよ、自然のもの

2006年9月 4日

Matthes Crest

極細の頂を歩いていくYosemiteより
今日はきにょんとジェフTがMatthes Crestに挑戦する日。昨夜のうちに必要なものをバックパックにつめて準備してある。二人は入念にルートのインフォをチェックして、何を持っていくか、選びに選んでたな。なるたけ荷物を軽くして、移動で体力消費しないようにって考えてたみたい。朝5時前の真っ暗なうちに起きて軽く朝食とコーヒーを飲んだ後に出発。

Matthes CrestというのはTuolumne (トゥワルミ) にある、まるで魚の背びれかトリケラトプスの背中か、はたまたナイフの刃かと思うような岩のことで、その岩の南の端っこを登って、細い頂を歩いて岩の反対側までいき、ロープを使って降りてくる、というおもしろいルートなのだ。1000フィート(約300m)のロッククライミングに3000フィート(約1km)の頂歩き、そして、この岩にたどり着くまでに往復で13マイル(約21km)という長~いハイキングがあるのよね。

夕方7時半すぎに電話がはいって、無事、Matthes Crestを攻め終わって、車に戻ってきたとの報告があった。よかったよかった。お天気もよかったみたいで、すごい楽しかったみたい。だけれど、本に書いてたよりもハイキングにも時間がかかったし、岩をせめるのにも時間がかかってしまったらしい。「おっかしいなあ。ほとんど休憩もとらないで攻めたのになあ」と二人して首を傾げてた。それに今回はGPSを持っていったので、道に迷わずにすんだらしい。というのも去年、この二人でヨセミテの別のルートを登った時は、道に迷ってまったく違うところにいってしまったらしいので。GPSさまさま、である。(それでも4回ほど、違う方向へ行きそうになったらしいわ)

帰りのハイキングの最中、きにょんがグースベリー(Gooseberry=キイチゴの一種)を見つけて、私のためにいくつか摘んできてくれた。グースベリーってきにょんの一番お気に入りのベリーで、いつも「みにょんに食べさせてあげたい」と言ってたので、うれしいお土産だよね。シーズンが終わりに近いみたいで、あまり熟したのがなかった…と言ってたけれど、それでもなかなかおいしかった。味は少し酸味があって、まるでグミの実(お菓子じゃないよ)みたいだった。疲れてただろうに、ありがとね、きにょん。

Matthes Crestのルート 甘酸っぱいグースベリー きにょんの大好物

近いうちに二人の攻めてる様子の写真をあげるからね。乞う、ご期待☆

*** 最初にアップした時には、「ローガンベリー」となってたんですが、後できにょんと調べてみたら「グースベリー」というのがわかったので、訂正しました。ごめんね。 ***

2006年9月 3日

逃亡者?を探せ

朝、のんびり朝食を作ってると、クライマー友達のジェフTが到着した。今回は連休を利用して、きにょんと二人でMatthes Crestという面白いのに挑戦するらしい。その理由ってのが、Matthes Crestがある場所まで往復15マイルほどあるらしくって、「自分はもう年取ってきたから、今挑戦しないと一生やらないだろう。だけど、一度は挑戦したい。By ジェフT」なんだそうだ。う~む、男はいくつになっても挑戦を続けねばならないのね。大変じゃあ。

だけど、まあ今日は到着したその日なので、軽く足慣らしにハイキングでもする程度らしい。もちろん、きにょんもこのところ仕事づくめで運動らしい運動もしてなかったので、ハイキング案に大賛成。朝食の後、どこへ行くか相談した結果、3人ともまだ一度も行ったことがないナショナルパーク内のHetch Hetchyへ向かうことにする。ついでに途中でジオキャッシュもチェックしながらということで。

今日もまたランチのや水など必要なものもチャっチャと準備し、素早く出かける。昨日見つけれなかったキャッシュの1つも無事発見。なかなか幸先のよいスタートではないですか。

Hetch Hetchyは山の奥のそのまた奥にあって、大きなダムがある場所だった。TuolumneともValleyとも違う景色で、ヨセミテって本当に面白い。このダムはサンフランシスコで使う約80%の水を供給してるとかで、水泳も釣りもボートもダメな「きれいな湖」なんだそうだ。ついたのが2時ごろだったので、まずランチを食べることに。「なんせ、おなかが減ると、途端にみにょんは不機嫌になるから」と某きにょんの証言。

手早くサンドイッチを食べた後は、早速ハイキング。きにょんとジェフTは対岸の滝までハイキングするつもりで、私とコディオは途中にあるダムまで一緒に行くことに。ダムに向かって歩いていると、2台の警察の車がやってきて、ダムまであと数メートルに近づいた私達に向かって、「駐車場へ戻れ」と指示してきた。指示に従う振りしながら「いったい何事か?」と見てるうちに、1台、また1台とポリスの車がやってきて、ダム周辺にいる観光客、ハイキング人、その他モロモロに対して「ダムから離れろ、駐車場へ戻れ」と誘導してる上に、よく見るとみんなおっきな銃を持ってるじゃない。しかも車のプレートはカリフォルニアじゃない!ってことはFBI?

こいつは普通じゃないな、と察して駐車場へ向かうんだけれど、途中「自殺志願がジャンプしようとしてるとか、まさかテロがダムを占拠したとか?」、「いや、自殺程度じゃ銃はでないだろう」、とか「あの不自然に湖の真ん中にあるボートを爆破するんじゃないか?」などなど、私達3人の想像は膨らむ膨らむ。せっかくダムまであと数歩というところまで行っといて、引き返さないといけないのがちょっと不満で、駐車場でその場にいた人に対応してるレンジャーに何事か聞いてみた。どうやら、私達が到着してすぐぐらいに、ダムの下のあたりに自転車にのって挙動不審な男がいたのでレンジャーがIDを確認しようとしたところ、突如態度が変わって、レンジャーの銃を取ろうとして、その後、川を泳いで渡って逃げたらしい。そして、このダムというのが大都市に水を供給してる重要なダムだからセキュリティレベルがナショナルレベルになってるため、銃を装備した人たちがわんさかやってきてしまったということらしい。ヘリコプターまで2台出動だよ。

おおお、なんてこと。それだけでもびっくりなのに、なんと私達が帰ろうとした所、「事態が収まるまで、ここで待機してもらいます」との宣告。どぇぇ。まさに映画「逃亡者」のような状況になってきたぞ。それをレンジャーにいったら、本当にハリソン・フォードが数週間前にやってきて、ドキュメンタリーの撮影していったらしい。ひょえ。カリフォルニアってやっぱりどこまでも「アクション!カメラ!」がついてまわるのね。(笑)先日、空港でも映画の撮影やってたもんね。(ひょっとしてみにょ・きにょも映ってるかも☆)

結局、50人以上の人たちが駐車場に缶詰状態になってしまってから約3時間。日も暮れてきて、このまま私達をここにキープしててもしょうがないとわかったのか、レンジャーの車に先導されて、私達みな無事にキャラバンをくんで脱出することができたのである。やれやれ、ですわ。あ、ちなみに脱出する途中で、ミリタリーのスナイパー・チームが待機してるのも見ちゃいました。ナショナルレベルのセキュリティって、怖いのね。。。

気分なおしに、きにょんとジェフTはキャッシュを2つゲット。2つ目を見つけるのにえらく時間&大回りしてしまったらしい。コディオとみにょんは寂しく車のまわりをうろついて待ってましたとさ。じゃんじゃん。

2006年9月 2日

ヨセミテ・ボーナス・ディ Part2

アドベンチャーモード全開!のコディオときにょんTuolumne一帯の探索の続き
更にどんどん道を行く。とうとうInyo National Forestにはいってしまった。そしたら、その先にあるTioga Lakeにキャッシュがあるという。車をとめて、その辺を探す。National Forestなので、コディオはリーシュなしでもOK。大喜びできにょんの後ろをついてまわってたよ。コディオはこういう自然の中に行くと「おとんが行くところはオレもついて行くぜ」というアドベンチャーモードに激しく突入するみたいで、ちょっとした岩ならどんどん登っていってしまう。なぜか、みにょんにはついてきてくれない。(T_T)きにょんが小さな岩山に登っていくのを見てたら、ふと気がつくとコディオがいない!やばい!と思ってあたりを探すと、岩山の反対側にまわって、別ルートで岩山に登ろうとしてた。おいおい、そこまできにょんについていきたいのかい?

キャッシュは「もうあきらめよ」といった直後に見つかった。よかったあ。それで気をよくして、今度はもう少し先にあるキャッシュも探しにいくんだけれど、これはどうもハイキングしないといけないみたい。その先にももう1つキャッシュがあったのそのまま道を行くと、Saddlebag Lakeという湖にたどりついた。そしてそこには小さなカフェというかお土産やというか何でも屋があって、今日はBBQがディナーとか看板がでてたので、きにょんと夕食をすることにする。

絵にもかけない美しさ…帰り道、TTキャンプの近くの見晴台のところにあるキャッシュをせめにいく。それもきっちりみつけたので、今日はキャッシュ2つゲット。なかなかいい感じ。それに、ずっと行きたかったTuolumneにいけたのでうれしい。ヨセミテではきにょんが忙しいから「のんびり観光なんてできないかな」と思ってたので、今日は思いがけないヨセミテ・ボーナス・ディでした。



ティオガ湖 遠くに氷河が見える 風を愛する男・コディオ

ヨセミテ・ボーナス・ディ Part1

トゥワルミ・ミードウYosemite Lake (TT)より

今日はきにょんのロッククライミング友達、ジェフTが遊びにくるかと思ってたのに、実は今晩遅くに到着ということがわかったので、予想してなかった暇な時間ができた。きにょんも本当に久しくぶりに仕事しなくていいし、ロスに戻る前の唯一のゆっくりした時間と思うので、何しようとか考えたところ、Tuolumne Meadowへ行こうということになる。

Tuolumne Meadow(トゥワルミ・ミードウ)は昨年ヨセミテから帰る時に通り過ぎただけだったのだけれど、湿原の中を清流が流れていたり、氷河があったり、おもしろい岩があったりして、ゆっくり行ってみたいと思ってた所だったので、はりきってランチの用意などの準備をする。きにょんはGeocacheをいくつかチェックしてる。

湿地帯を流れる清流最初のキャッシュはナショナルパークに入る直前のEvergreenという道沿いだったんだけれど、車とめて探してたらほかの車も私達のまわりにとめて人がうじゃうじゃ状態になったので、詳しく探すのあきらめる。

公園の中に入ってからは、どこでランチを食べるか悩む。結局、Half Domeが見える展望地まで行って、そこで食べた。景色は最高なんだけれど、風がきつくってちょっと食べるのが大変だったな。それにすでに4時近くになってて、空気も寒くなってきたし。

それでもTuolumne Meadowがみたいので、食後もそのまま進む。Meadow(湿原)は雨がなかったからか、カラカラだった。残念。それでもきれいな景色なので、写真を撮る。その後、小川の流れてるところでとまりたかったので、きにょんに頼んで、路肩に車をとめてもらい、Meadowの中を流れる川の写真をとる。水は雪解け水だからものすごく冷たい。こんな冷たい水の中にマスがいるのかなあ。← やっぱり釣りのこと考えてる人。

ちなみに、下の「Bear Warning」と書いてあるコンテナーは、泊りがけのバックパッキングに来てる人たちが自分達の食料をクマから守るためにいれておくクマよけのコンテナーなのだ。うっかり車の中に食料を入れておくと、「楽しいバックパッキングから戻ったら、クマに車を壊されてた」ってことになりかねないのだ。ちなみにきにょんのクライミングパートナーのレックスの車、クマに壊されました。嘘みたいな、本当の話。

雪解け水の清流 超冷たい 大きな山アリ ペニーほどの大きさ クマに注意!

2006年9月 1日

宿題、やったかぁ?

Yosemite Lake (TT)より
あっという間に気がついたら9月に入ってた。早いなあ。学校が始まっちゃうんだよなあ。学生やってる人は、昨日徹夜して夏休みの宿題しあげてたんだろうなあ。みにょんは毎日続けないといけない事柄などをこなしていくのが苦手な子供だったので、絵日記とか実は大の苦手だったのだ。夏休みの早朝ラジオ体操とかプール学級で参加したらハンコもらうってのも苦手だった。何度か、夏休みの最後に、ためておいた新聞を引っ張り出して、絵日記用に夏休み中の天気を書き出したりもしたよなあ。←(ちょっと遠い目) 計算ドリルはそれほど苦じゃなかったんだけれど、絵日記と工作と読書感想文。三大難関でした。それがいまじゃあブログ書いてるなんて、あぁ、みにょんも成長したよねえ。(爆)

このところ、きにょんは毎日仕事で忙しかった。超が3つ付くくらい忙しかったのだけれど、今日何とか仕事を全部終わることができたので、ナショナルパーク内にある高級レストランへディナーしに行くことになった。ね、宿題をちゃんと時間内におわらせると、こんないいこともあるのだ。(笑)

めざすはYosemite Lodgeの中にあるMountain Room。山に向いている壁が全面ガラスなので、ヨセミテの山々の素晴らしい景色を眺めながら食事ができるレストラン。高級といってもT-シャツとジーンズでもOKなので安心してね。予約しないで行ったのだけれど、3連休の始まりだったからか、すぐに席にすわれた。それも景色のいい席に。ラッキー。

値段は高いのだけれど、お祝いなので気にせずに食べる。きにょんはプライムリブ、みにょんはヒラメ。どちらもおいしかったよ。ただ、みにょんのヒラメは思ってた味付けと違ったので、それはちょっと残念。それでもしっかりデザートまで食べちゃう。

何がきっかけだったのか、隣にすわっていたデンマークから来たという初老の夫婦と話はじめて、とても気さくで感じのいい人たちで思わず30分ぐらい話し込んでしまった。聞くと、彼らは4週間の休みを使って、サンフランシスコやロス、ヨセミテ、ラスベガスやニューヨークなどをまわる旅行をしてるらしい。ひょぇぇぇ。日本人には考えられないゴージャス・バケーションじゃぁ!

でも、ヨーロッパじゃ夏の間、みんな何週間もバケーションに行っちゃうらしいので、彼らにしては普通のことなのかもしれない。逆に、みにょ・きにょのRVライフをうらやましがってたもんなあ。

(きにょんの)宿題もおわらせ、おいしい料理に舌鼓、さらに楽しい会話とで今夜はとぉっても充実した夜でした。

そうそう、Yosemite Valleyに行く途中、山道から見える川の水の量が本当に少ないので、びっくりした。レストランに行く前にせっかくなので、Bridalveil Fallを見に行くと、これまた悲しいくらい水が少ない。それでもまだしっかり水しぶきをあげてたのね。ところが、Yosemite Fallにいたっては、「極細の水がしたたってる」ってな状態で、もうかわいそうな状態だった。わあ。どこもかしこも水が足りないのね。これは夏の終わりはいつもそうなのか、それとも今年はいつもより水が少ないのかわからないけれど、去年とは大違いだからびっくりだった。来年はもう少し早い時期にヨセミテに来ないとね。